本作のメイキングは面白い(笑)。
この企画はD・アロノフスキー監督がずっと温めており、1999年頃から映画化が始動した。
ロケ地はオーストラリア、それとここでキャストは個人名で語られないが、B・ピット&K・ブランシェットでのインが予定された「大作」だ。
しかし、この企画は突然頓挫してしまう。スタジオから連絡があった日の監督の表情は、憔悴しきっているが、そんなところまで写す
メイキングも珍しいぞ(笑)。
その後2004年から再始動し、キャストもH・ジャックマン&R・ワイズに変わり、撮影も寒いカナダ・モントリオールになった。
まさに波乱万丈の映画化だったと言えよう。
その努力の甲斐があったかどうか、と言われると、個人的には「?」である。
病気で余命いくばくもない妻を救うために、新薬を追い求める医師の話で、精神世界まで飛ぶので、観る前は「ゴースト」のような感涙もの
かと思ったが、全然違った。現在・過去・未来の仕分けがよく分からず、途中からは訳がわからなくなった(笑)。
最後は妻の死を受け入れるようなシーンで終わるのだが、その直前などドラッグムーヴィーみたいだ(笑)。
監督の語りたいことが、観客に届かなかった、というところだろう。
これだけ「客を呼べる」スターを揃えているのに、全米公開(アメリカのみワーナー)が惨敗したことが、その証左だろう。
R・ワイズは凄く綺麗であり、この世のものとは思えなかった。このノリでラブストーリーに仕立てたら、ひとケタ違う数字を
叩き出したと思うが・・・。主演ふたりの対談が面白いので、メイキングは最後まで観て欲しい。「どんな話だった?」とヒューに聞く
レイチェルが可笑しい(笑)。星は2つです。