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ファウスト 第一部 新訳決定版 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
 
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ファウスト 第一部 新訳決定版 (集英社文庫ヘリテージシリーズ) [文庫]

ゲーテ , 池内 紀
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

悪魔との契約で、魂と引き換えに超能力を得て若返ったファウストは、少女に恋し、破滅させる。愛と苦悩、救済のドラマが織りなす<21世紀の予言の書>。読んで楽しい画期的散文体でおくる。(解説・多和田葉子ほか)

内容(「BOOK」データベースより)

学問と知識に絶望したファウストは、悪魔メフィストフェレスと契約して魂を売りわたすかわりに、地上の快楽を手に入れ、人間の生のあらゆる可能性を体験しようとする。メフィストと組んだファウストの遍歴が始まる。霊薬を手に入れ、若返った青年ファウストがマルガレーテを見そめる。恋の成就、マルガレーテの母親の死と兄の殺害、そして、マルガレーテによる嬰児殺し。マルガレーテの処刑とともに愛を巡る劇は終わる。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 集英社 (2004/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408761008X
  • ISBN-13: 978-4087610086
  • 発売日: 2004/5/20
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
67 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By PK_PK
形式:文庫|Amazonが確認した購入
鴎外の名訳があるというので、高校生時代にファウストに初挑戦したが、なにが面白いのかわからなかった。先生に話すと、受験とは関係ないなと言われた。大学生時代だったかに相良訳のファウストが岩波文庫で出たというので読んだ。内容を掘り下げるのに苦労した。自分でも読み方が不十分と思ったし、ゲーテに対する一般的評価とは違いすぎるなと思った。その後、中央公論から手塚訳(手塚富雄訳のことで、池内訳2巻の末尾に出ている手塚治虫の漫画とは別物)が出た。これは面白かった。たしかにファウストは(そういわれるからかもしれないが)、特に第2部が奥が深いなと思った。そして、別の契機から「新訳」というのに興味がわいて、池内訳を読んだ。今までのものとの違いに驚いた。わかりやすさは格段上だ。ただし、この訳を最初に読んだとすると、ゲーテの深みが出ない感じもする。一語一語を理解するのに考えながら読んだ過去のファウストに比較すると、池内訳は「斜め読み」さえ可能である。これは、過去とは違って、時間にゆとりも出来て、ゲーテの「イタリア紀行」を携えながらナポリからパレルモへ船で渡ったり、ヴェネチアを楽しんだり、ギリシャ神話の母国やトロイ遺跡へ行ったりした後で読んだから、よけいにわかりやすかったのかもしれない。ちなみに、シチリア島のパレルモを歩くと、ゲーテの時代を感じることが出来るから面白いものだ。この池内訳は、活字離れの進む今の若者にはいいだろう。ファウストの粗筋を知って、手塚訳か相良訳に挑戦してもらうとよけいにいいと思う。特に、全てを「金銭」で判断したり、片づけようとしている今の日本の社会を見ると、多くの人(若者も高級官僚も政治家も)にファウストを読んで、考えて欲しい(特に第2部)。なお、池内訳では解説が素晴らしい。挿絵は断然、文庫ではない手塚訳のものだ。★4の理由は、新しさ(読みやすさ)と豊富な内容の解説への高い評価に、これだけではゲーテを理解するには不十分であることと挿絵のまずさのマイナス点を加えたものである。
このレビューは参考になりましたか?
49 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 あらすじはご存知、ファウストとメフィストの賭けの顛末であるが、訳と注によって、これほど読後感の違う作品に初めて出会った。
 例えば、第一部ではファウストが悪魔に魂を売ってでも究めたかったこと、この重要な部分で訳語から受ける印象が違う。つまり、ファウストの性格設定が違ってくる。

 また、順序が前後するが、冒頭の「捧げる言葉」は瑞々しい口語体で心に響く。「あるのは思い出そうとする意思だけだ。」という、アメリカ人人気作家の手に成る連作の切ない一節が浮かぶ。豊饒かつ長大なことで名高い作品で、フランス人作家が生涯かけて「求め」たのも、そうした「時」である。
 ゲーテがこの部分を書いた時、彼は既に五十路に近い。なぜ過去は輝くのか。まだ、私にはわからない。しかし、その輝きが第一部のテーマであるように思われた。

 明快でリズミカルな池内訳は特に年少の読者におすすめしたい。一方、『ファウスト』は一生に何度も楽しめる作品として、つとに知られる。先行する鴎外、相良、高橋各訳で読まれた方には、池内訳の結ぶ新たなファウスト像を、頭の体操を兼ねて楽しんで頂きたい。

このレビューは参考になりましたか?
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
初読以来38年目にしての完読である。カフカ「城」も35年目にしての完読だったことをみても、池内訳の功績は極めて大きい。文豪ゲーテが80年の生涯をかけたテーマは200年を経た現代でも何ら変わることはない重みがある。むしろ平均寿命80歳の現代にこそ切実なテーマであることを再認識させられる。親切な注と解説により非常に読みやすい池内訳であるが、グレートヒェンがマルガレーテの愛称である旨の注釈がどこにもないので初見の読者はかなりとまどうのではないか。
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近すぎる『ファウスト』
池内訳『ファウスト』は、ほぼ全編が韻文詩句で綴られているゲーテの原著を、いわゆる「行換え詩」のような形でむりやり日本語に移そうとはしていない。池内訳では基本的に、... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: Faustina
コンピュータ時代を逆照射する問題作
... 続きを読む
投稿日: 2010/3/27 投稿者: 更科の梟
積ん読だったけど、読み終わった。読んでみるべきです。
 “ファウスト”積ん読の一冊だったのに、読んでしまった。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/19 投稿者: t-grandma
わからない・・・
作品がすごいのはわかります。というか有名なのですごいのはわかるんですけど、僕の頭ではよくわかりませんでした。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/7 投稿者: ドージュウロ
今までに無い素晴らしい訳本
ファウストと言えば、相良守峯先生の名著と思われている方にも是非ご一読をお薦めしたい。... 続きを読む
投稿日: 2005/8/4 投稿者: 2g
本を読む歓び
旧来までの訳は難解とのことですが、この池内訳は読みやすいく、お正月休みに一気に読みました。山本容子さんの挿し絵もステキ。... 続きを読む
投稿日: 2005/1/31 投稿者: マリアクララ
さわりだけ紹介いたしまする
本来全編にわたり詩編からなる『ファウスト』ではあるが、日本語で韻律を再現する事は難しい。ならば「詩句をなぞる代わりに、ゲーテが詩体を通じてて伝えようとしたことを、... 続きを読む
投稿日: 2004/7/29 投稿者: くま
パワーダウンした時に、なぜか手に取っている。
有名な著作だし、版画家・山本容子の装丁と挿絵の美しさに惹かれて読んでみました。ドイツ文学通でも、ゲーテの頭脳を理解しているわけでもないので、感覚的なコメントしかで... 続きを読む
投稿日: 2004/5/18 投稿者: アポリア書房
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