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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
中途半端な気持ちで読むとヤケドします。,
By
レビュー対象商品: ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫) (文庫)
パラパラと見た感じで、「戯曲だし、思ったよりも読みやすそうだな」 と甘い気持ちでした。 実際に読んでみると、感覚が一変。 言葉が難しすぎるというわけではないのに、 森の中に迷い込んだような状態に…。 (特に、ワルプルギスの夜に関して) 訳者が解説で 「読む人はただ煙にまかれて呆然とするおそれがある」 と書いていますが、全くその通りでした。 頭脳明晰で、教養のある方々には、 文句無く素晴らしい作品なのでしょうが、 無教養の私程度のものには、 ついていける作品ではありませんでした。 この名作を味わいきれる自信の無い方は、まず解説を読んで、 大まかなストーリーを頭に入れた上で読むことをおすすめします。 そうすることで、少しは迷いにくくなるでしょう。 個人的な評価としては、星3つとさせていただきました。 (20年後くらいに読めばもう少し良さがわかるかもしれません…)
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
珍訳。,
By
レビュー対象商品: ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫) (文庫)
海外文学は翻訳が命で、ハヤカワのミステリーやSFも訳者によってずいぶん印象が変わる。翻訳で損してる作品、得をしている作品様々である。 相良訳は…正直前者だった。ページをたぐる手を、時たまその不可解な翻訳で 止めさせられる事がある。 神聖ローマ帝国出身であるはずのファウスト博士が「鹿島立ち」をしたり (言うまでも無いが、神聖ローマ帝国に鹿島神宮は無い)、 グレートヒェンがファウスト博士からの贈り物を「夏も小袖」と喜んだり (言うまでも無いが、神聖ローマ帝国に日本ほど明確な四季も無ければ小袖という衣服も無い)、 加えて詩吟の描写とくれば古文調になったりと、あからさまにおかしい。 珍訳である。奇訳である。内容そのものはドイツ古典文学の金字塔に相応しい作品なので どうか新潮なり集英社なり、他の訳者の手からなるものに手を出して欲しい。
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
第一部は分かりやすい,
By 三流の骨太 (九州) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫) (文庫)
ゲーテは二百年くらい前の作家であり、ベートーヴェンやナポレオンと同じく、写真発明前夜に活躍していた。「ウェルテル」とは違って、「ファウスト」は積極的に物事に挑んでいく姿勢を持っている。ファウスト自身の欲望は次々と悪魔メフィストフェレスによって具現化されていくが、なかなか満ち足りることがない。 第一部は、ファウストとグレートフェンの愛を巡る悲劇であるから、割と読みやすい。(第二部以降は西洋文化に精通していないと難しいと思われる。)第一部だけ読むだけでも、様々なことに対する考え方や見方が違ってくると思う。 文庫では、新潮でも出ているし、森鴎外全集の一冊としても出ている。甲乙は付け難いが、森鴎外だと第一部第二部とが一緒になっているので、分厚くて読みにくい。
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