80年代初頭から名前は知ってたけど聞いたことがなかったPhew。
その伝説的な経歴や人脈からなんとなく内容が想像できたから聞いていなかったのかもしれません。
今回始めて聞いてみたのですが、すばらしい内容です。
前半は想像したとおり(?)のアバンギャルドなアプローチなので、
嫌いな人にはちょっとだめかもしれません。
しかし、後半ちょっとデビットシルビアンあたりを思わせる導入で始まる「ふしぎな日」あたりから
シンプルな歌中心の展開となっていきます。
次に続くやさしい癒しの曲「どこかで」。
あがた森魚的「ピクニックの帰り道」風なアレンジの「素晴らしい人生」。
そして力強い「青年は荒野をめざす」。このアレンジは必聴!はまります。
この曲はアルバムの「かなめ」になっていて、スローな曲が続く中で
アルバムを引き締める役割をはたす重要な曲です。ある意味凶暴なのがすごく良い。
最後の幕引きは終曲にふさわしく丁寧に歌い込まれる「夢で逢いましょう」。
ギターが耳元で優しく響き、ヒスノイズまで暖かく割り込みます。
一回目に聴いた時にはそこまで良いとは思いませんでしたが、
聞き込むうちに良さがじわじわ出てきます。
個人的には今年の重要な作品となりそうです。