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33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
海外の同じ名前の本と比較すると...。,
By Debt_scavenger (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている! (単行本)
原著は現代の政治・経済・文化の最大の問題は債務にあるとして、分析を試みています。巻末には100以上の参考文献リストが含まれており、専門的な知識の取得および/または理解を深めることが可能になっています。また、出版前に相当数の専門家のレビューを受けています。それに対して、「ファイナル・クラッシュ」は石角氏の本であり、原著の翻訳でありません。一般論として、誤解を与えるような本のタイトルは選択すべきではないと思います。石角氏には持論などはなく、ただ単に書籍の販売を上げるためだけの刺激的な言葉の羅列のみのように感じます。彼の唯一の功績は、彼が参考としたオリジナルのThe Fnal Crashのような本が海外では出版されており、多角的な角度から経済の分析が試みていること。そして、人類に対する愛があるからこそ、警鐘を鳴らすことにやぶさかではない人達がいることを教えてくれたことと感じます。
42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
原著とは別の本として読むべき,
By YKT (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている! (単行本)
本書は、訳書の体裁を取っていますが、あくまで石角氏の本として捉えるべきでしょう。よく当たる予言書に乗っかって著者(石角氏)の言いたいことをたれ流しているに過ぎないとの印象を受けました。 6章からなる本書のうち、原著に対応するのは3章までであり、4章以降はオリジナルです。 そして、それらは必ずしも原著の文脈に沿うものではありません。 また、3章までの翻訳部分に付け足された解説(と言う名の持論展開)、ミスリーディングな訳注・筆者注、 的はずれな比喩表現のせいで、原著がスポイルされてしまっています。 原著は2007年春に出版された、サブプライムローンバブル崩壊以降の金融危機を予測した本です。 当時書かれた金融危機の予測としては相当正確な部類に入るかと思われます。 ただ今後の予測については、(今となっては)特に目新しい内容でもありませんので、あえて今読む必要はないかと思います。 4章以降の著者オリジナルの部分は、 最近の経済現象の紹介と評論、そして(短絡的な)予想により構成されていますが、 全く整理されていないため、何が言いたいのかさっぱり分かりません。 また肝心の将来予測がロジックに基づかないため無益です。 (それ故"正しかった"予言書と抱き合わせにすることで無理やり説得力を持たせたかったというのは、穿った見方でしょうか?)
75 人中、59人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
偏りすぎ。鵜呑みにしてはいけない,
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レビュー対象商品: ファイナル・クラッシュ 世界経済は大破局に向かっている! (単行本)
一部で話題なので、購入して読んだ。が、違和感だらけ。 まず、出所がアヤシイ。著者はユダヤ教に改宗しているらしいが、デリバティブもロンドンのシティもユダヤ人が牛耳っていると言われる。 この本の原書が本当に実在するかからしてフィクションの可能性は高い。さらにいたるところに「訳注」と称して、くどいくらい煽り文句が並ぶ。(すみません。他の方のレビューによると存在するんですね。でも内容があまりにも違う、と) アメリカが基軸通貨としての地位を降りつつあることは事実。だからといって通貨を金と交換可能な兌換に戻せるほどの世界経済規模には戻せない。暴論である。 また、アメリカ国債がさも悪の根源のように書いているが、投資銀行が担保も取らず、限度なしに「信用創造」し架空通貨を作り出したからこそ、世界のGDPの8倍もの金額が存在するわけで、そちらのほうが世界的には問題なのは明らかである。それをサブプライム問題でどうしようもなくなったから、アメリカ政府が引き取らざるを得なくなったに過ぎない。そういうファンドを操っている著者グループのような、人間が最も罪深いのではないだろうか。 世界は恐慌になったら困ることではコンセンサスがあるからG8からG20に会議の主導権も変化し、多極化へ向かいつつある。またIMFなどが中心となって新しい基軸通貨として「通貨バスケット」を試みている。BRICによる多極化、アジアの台頭は、ヨーロッパ中心の立場にいる人間は理解したくないのだろう。 致命的なのは、世界のお金の流れ全体については故意に触れず金融の話に終始している。実態経済(ビジネス)ではアメリカ、日本といった国は新興国への直接投資で先行者利益を得ようと必死なのだが、一切無視されている。金融経済崩壊後は実体経済に回帰するわけで、金融の下手くそな日本はあながち悲観的な将来だけではない。 本全体の将来を見る思想の上で、世の中の人はお金だけを信じて動き、お金が機能しなくなれば、みんな立ちすくみ自給自足し、他人は蹴落とすのだという拝金主義の人間観を感じる。 お金が機能しなくなったら、新たな道を見つけ、お互い協力しようとするのが人間というものではないだろうか。日本で東日本大震災などで最初に起きたことは、譲り合い、協力だった。 そして、ハードランディングしないように動いている人の努力(とくにアメリカ)、産業、技術、そういったものは無視されている。とてもじゃないが、ある程度、数字で世界を俯瞰して予測しているとはいえず、世界の経済は崩壊し(ユダヤ人がさせる)、というシナリオに牽強付会な話だけもってきた稚拙な本であった。 こういう日本が潰れる話を、日本を捨てユダヤ教に改宗した人間が、のうのうとスウェーデンかどこかで書いて、日本で売って儲けようということだ。 現役の日本国民としては、容認できる話ではない。 経済が崩壊するのであれば、賢いはずのヨーロッパからではないか、と思う。
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