原著は現代の政治・経済・文化の最大の問題は債務にあるとして、分析を試みています。巻末には100以上の参考文献リストが含まれており、専門的な知識の取得および/または理解を深めることが可能になっています。また、出版前に相当数の専門家のレビューを受けています。それに対して、「ファイナル・クラッシュ」は石角氏の本であり、原著の翻訳でありません。一般論として、誤解を与えるような本のタイトルは選択すべきではないと思います。
石角氏には持論などはなく、ただ単に書籍の販売を上げるためだけの刺激的な言葉の羅列のみのように感じます。彼の唯一の功績は、彼が参考としたオリジナルのThe Fnal Crashのような本が海外では出版されており、多角的な角度から経済の分析が試みていること。そして、人類に対する愛があるからこそ、警鐘を鳴らすことにやぶさかではない人達がいることを教えてくれたことと感じます。