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ファイアーキング・カフェ
 
 

ファイアーキング・カフェ [単行本]

いしかわ じゅん
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

居場所を失った男たちが、いる場所を見つけたい女たちが、那覇の街に流れ着く。哀しい思いや辛さを暑い湿気の底に沈めながら生きてきた人々の街へ。ディープな「那覇」を背景に、心の中の大切な何かを喪いながら、他人との出会いに新しい自分を見つけていく人々の姿を描く、傑作連作長編小説。

内容(「BOOK」データベースより)

私は魂を東京に落としてきたに違いない。居場所をなくした男たちが、生きる意味を探す女たちが、自分の場所を求めて那覇の街にやってくる。それぞれの思いを、東シナ海からの湿気の底に沈めて。今日の那覇と人を描いた連作長編。

登録情報

  • 単行本: 228ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/5/20)
  • ISBN-10: 4334927106
  • ISBN-13: 978-4334927103
  • 発売日: 2010/5/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 341,277位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By u猫 VINE™ メンバー
形式:単行本
複数の登場人物が、物語の舞台である「沖縄 那覇」ですれ違っていきます。
どの登場人物も背負っている背景は違うものの、「那覇に逃げてきた」ような側面があり、
だからといって那覇が安住の地だと思っているわけではない。
帯にある、「ここではない何処か」ということば通り、
「何処かを探して、さまよって、今は那覇にいる人々の物語」です。
それぞれが短編なので読みやすく、那覇の空気が再現されています。
那覇に住んでみたいと思う人は、読んだらいいんじゃないかな?
ちょっとだけ、夢が破れるかもしれませんが。

読んでいて、頭の中に蘇ったのが、いしかわじゅんさんが昔、書かれていた漫画「東京物語」でした。
舞台はバブルの頃の東京でしたが、あの時の登場人物(特に男性陣)が、仕事がうまくいかなくて、
那覇にやって来た・・・としても不思議はない・・・と思ってしまいました。
いしかわさんが描く人は、さすらっている人ばかりだなと思ったのです。
東京物語の登場人物も、バブルな東京でさまよっていたんじゃないか・・・
そんなことを思いました。
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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ここにはテレビや新聞では決して知ることの出来ない生身の沖縄がある。同じ言葉を話すのだけれど、どうしてもたどり着けない何か。むしろ最初はそこに惹かれて真新しい人生を送ろう等と勝手な夢を見て移り住むのだけれど、あんなにやさしく大きな心の人々と、どこまでも高い空と遠い海に、流れ者はいつしか孤独を抱くようになり、何時しか誰とも知り合えないまま東京に帰ってゆく。思い出すのは58号線のあの日差しとハイビスカスの鮮やかさだけで、そこには何故か島の人がいない。そんなやるせない切なさを思い出させてくれる初めての本。沖縄を知るに一番大切なことがちりばめられた珠玉の名作だ。基地をいくら論じても海とどれだけ戯れても決してわからない、本当の沖縄がここにはある。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
上は40から下は17まで、あんまり若くないのから女子高生までが、那覇の繁華街で生活する。そして、何かをつかみ、失い、別の人生の局面へと乗り出していく。
場所はずっと那覇なのだが、連作短編で、それぞれ完結しているので、記憶に負荷がかからなくて、気楽に読める。
那覇の食べ物、気候、沖縄方言、ファッション、性風俗、街並みが緻密に描写され、行ったことがないのに、観光旅行をした気分になれる。
ファイアーキングという陶器を表紙にした装丁は美しく、コーヒーはおいしそうだ。いしかわじゅんが常に書いている「センスのいい本」「美しい装丁」とは、こういうものを言うのかと思った。
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