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ピーター・フォーク自伝 「刑事コロンボ」の素顔
 
 

ピーター・フォーク自伝 「刑事コロンボ」の素顔 [単行本]

ピーター・フォーク , 田中 雅子
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

追悼 ピーター・フォークさん


「刑事コロンボ」はもちろん、数々の映画においても印象深い演技で魅せてくれた名優。
2008年にアルツハイマーを発症して以来、一線から身を引いていたピーター・フォークさんが、
2011年6月23日、ビバリーヒルズの自宅にて逝去されました。83歳でした。


本書は2006年にアメリカで刊行されて話題を呼び、本日本語版は昨年2010年に遅ればせながら刊行。
いまとなってはアルツハイマー発症直前の、貴重な最後の肉声となってしまった本書には、
「刑事コロンボ」誕生の秘話や制作の裏話をはじめ、とっておきのエピソードが満載。

コロンボさながらの飄々とした語り口で語られるエピソードは、それぞれ数ページと短く時系列もバラバラながら、
「そうそう、もうひとつだけ」と老後のコロンボに思い出話を聞かされているようで、
センスのいいユーモアに頬を緩めながら、やさしい、なつかしい気持ちになれること請け合いです。



▼ 日本でも個展を開くなど、絵画も嗜んだフォークさんが描いたコロンボの「自画像」を表紙に使用。
本文中にも貴重な写真の数々とともに、彼の絵画作品も多く収録しています。


▼ 日本語版のみの特別収録
・ピーター・フォーク出演作リスト
・「刑事コロンボ」「新・刑事コロンボ」全作品リスト


▼ 収録内容
・右目が、しゃべりだした
・うちのカミさんがね……
・役者までの、空白の航海
・CIAの面接試験に落ちる
・わたしを解き放った、ある言葉
・ショーン・ペンの親父さんの絶品アドリブ
・フランク・キャプラにキスを
・ラット・パック(フランク・シナトラ一派)の一員に
・コロンボ雑学 メイクは必要ありません
・コロンボのテーマ
・コロンボ説明書
・コロンボを作るうえで難しいところ
・“糸口”探し実践編
・「おいくらしました?」(ピーター・フォークの絶品アドリブ)
・カサヴェテス組の現場とは
・人を笑わせるということ
・ニール・サイモンとの仕事
・芸術家としての役者
・美学生協会でのドローイング
・『ゴッドファーザー』を蹴った理由
・マーロン・ブランドはイヤホンがお好き?
・『ベルリン・天使の詩』
etc.


この本は“自伝”なんて大層なもんじゃない。正直言って、これがどういう類の本なのか自分でも見当つかない。
そうは言いつつ、楽しいことだけは請け合いだ。“コロンボ”の話なんておもしろすぎる。
わたしもコロンボには夢中だし、どうやって彼が生まれたかっていう話には誰だってわくわくするだろう。
(本書「はじめに」より)

内容(「BOOK」データベースより)

すべてを「自白」し尽くした話題の自伝、待望の邦訳。刑事コロンボの面白さの秘密を解く鍵が、ここにある。

登録情報

  • 単行本: 311ページ
  • 出版社: 東邦出版 (2010/11/18)
  • 言語 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4809409058
  • ISBN-13: 978-4809409059
  • 発売日: 2010/11/18
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー VINE™ メンバー
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「刑事コロンボ」風の語り口的に翻訳された自伝。
P・フォークが、日本でよく知られている「刑事コロンボシリーズ」出演前後のキャリアについて、丁寧に綴られている。
彼の生い立ちから、少年期に左目を失った事、俳優をめざし舞台経験等のキャリアを積んでからの映画出演、オスカーに2度ノミネートされた逸話などがユーモアたっぷりに語られていた。
妻、娘、父母、友人達の写真が、多く掲載されている。
本書に掲載されたP・フォークが描いた絵の才能に驚いた。素晴らしい作品群。
刑事コロンボシリーズ前に出演した映画の脚本について、イタリアの大プロデューサーに進言しフォーク自身が書き直した件、F・シナトラ、F・ダナウェイ達との共演の話も面白い。
出演した数々の作品の逸話、親友ジョン・カサベテス監督達との交友関係、「こわれゆく女」など「最高のルームメイト」に至るまでの映画にまつわるエピソードの紹介。
「ゴッドファザー」でモー・グリーン役をオファーされて断った件は、興味深かった。
彼が語るM・ブランドについて、ブランドとJ・デップが共演した「ドン・ファン」の時のエピソードにも少し触れている。
読後感じたのは、P・フォークという俳優は、知的で豊かな才能に恵まれた上、機知に富んだユーモア精神を持ち合わせた、心が豊かで素敵な人だったということ。
映画好き、P・フォークファンならば★4
刑事コロンボにまつわる話だけに興味がある方には、★3?
巻末には映画出演作、刑事コロンボシリーズの一覧掲載。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
 2007年に出たピーター・フォークの自伝『Just One More Thing』の翻訳。
 
 いやぁ面白かった。
 片方の目を失った幼い日々から、大学をいくつも変わった学生時代、まだ冷戦時代のユーゴスラビアにガールフレンドと乗りこんだり、船のコックになったかと思うと、果てはCIAの面接を受けたりするなど、コロンボになるまでのピーターの人生は実に波乱に満ちています。

 ピーター・フォークが自らの人生に求めたのは「刺激」の一言に尽きると思います。
 
 「鉄のカーテンの向こう側のミステリー以上に刺激的な出来事なんて、当時の西側社会にはなかったろう。」(53頁:ユーゴスラビア行きを思い立ったときの心境)

 「わたしはひらめいた。デスクワークなんかじゃない、スリル満点の国家に尽くせる仕事。事務職なんかじゃない、考えれば考えるだけわくわくするような、そんな官僚仕事がひとつだけあるってことにね。」(58頁:CIAの面接を受ける決心をしたときの心模様)

 これだけの起伏に富んだ刺激的な人生をまとめた書が300頁にも満たないというのはもったいないことこの上ありません。300頁に満たないと書きましたが、豊富で素晴らしい写真を掲載することに相当の紙数を割り当てているので、自伝を綴った部分はさらに少なくなってしまっています。
 一世一代の当たり役である『刑事コロンボ』の裏話が思いのほか少ないのも肩透かしをくらった気がしなくもありません。

 それでもこの本を実に愉快なものにしてくれているのは、訳者の手腕に負うところが大きいと思います。丁寧この上ない『刑事コロンボ』の言葉遣いとは裏腹に、大いにくだけた語り口調に翻訳しているので、まさに素顔のピーター・フォークが語って聞かせる姿が目に浮かんでくる思いがします。

 これだけ素晴らしい自伝なのに、誤字脱字の類いがわずかにあるのが残念です。
 増刷の際に修正されることを期待して、私が気付いた校閲ミスを以下に指摘しておきます。
 
 「わたしが手に手にしたのはなんと主役の座だった。」(51頁):「手に」という言葉が重複しています。

 「26歳の男ははたしてナイーブか、それともアホか。」(62頁):英語の「na've」をそのまま「ナイーブ」としていますが、英語の意味は「純粋で傷つきやすい」という意味ではなく、「世間知らずな」という意味です。

 「ジョン・ヴォイド」(200頁)とありますが、Jon Voightなので正しくは「ジョン・ヴォイト」です。

 「あの映画のどこか一番おもしろいかと尋ねれば」(261頁):「どこが」の誤り。
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By yastartrek VINE™ メンバー
 表紙にピーター・フォーク氏自らによる「刑事コロンボ」の絵が使われていることもあきらかなように、本書を読むと氏がコロンボというキャラクターに強い思い入れを抱いていたことがよくわかる。実際に、コロンボに関する逸話のくだりも40ページほどあり、コロンボファンには嬉しいところだ。
 しかし、本書は、コロンボファンのみならず、フォーク氏自体のファンにも必携の一冊といえる。氏の半生、俳優として成功するまでの道のりから、氏と交流があったり、作品を共にした俳優・監督とのエピソードがユーモアを交えて語られている。飄々した芸風の陰にある俳優としての強いプロ意識と自信も垣間見える。日本でも一部報道されたプライベートのスキャンダラスな回想はほとんどなく、一人の俳優の目を通した映画・TV史としても純粋に楽しめる。翻訳もあえてコロンボ的な口調に徹していて読みやすい。 
 刑事コロンボそしてピーター・フォーク氏のファンの方は、今年亡くなった氏を偲びながら興味深く読めると思う。
 
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