ディズニー版より、原作に近づいている部分があります。また、人魚がアジア系だったり、ウェンディの設定やエンディングなど原作を「解釈」し直しているところもあります。原作の台詞で大事なところはディズニーよりよく拾っていると思います。「死ぬってすごい冒険だろうな」とか。ピーターパンやウェンディのイメージはこれが人それぞれだから微妙なところ。ピーターパンがまだ乳歯だというところからすると、彼の顎や歯のイメージはディズニーのほうが特徴が出ているかもしれません。ティンカーベル役の女優がとてもいい。ウェンディとピーターパンが仰々しく挨拶する場面がありますが、それだけ見ているとまだるっこしいんですが、「妖精に対する正式な挨拶」という説明が原作にあって、ダコダ・ファニングが「リリィ、はちみつ色の秘密」という映画で、女王蜂に丁寧なお辞儀をしていたのを思い出しました。「妖精文化」というのがあるんだなあと感心したり。乳母犬のナナの演技もとてもよかったです。原作が好きな人にはお勧め。より原作に近づきたい人にもお勧め。原作のイメージで自分のネバーランドを作っちゃった人にはやや不向き。今年は原作者の生誕150年です。5月9日生まれ。これを機に見たり買ったりするのもいいかも。