あなたも”青春のサウンドトラック”ってあるんじゃないですか?
もちろん私はもってますよ^^;
自分で編集したカセットテープ、MD、CD(今じゃi-Podで編集してますが… )。春がやってくると聴きたくなる曲、思い出す情景、聴けば胸が熱くなるあの曲、おセンチになるあの曲…
この本、「レコードコレクターズ」で連載されていた著者のロック原体験のエピソードを編集、加筆して出版されたもののようですね。
別の見方をすれば”ブロードキャスタ-”ピーターバラカンの自伝でもあります。
ピ-タ-バラカンのDJ番組、著書の数々にふれたことがある方(私も含め)には、この話知ってるよ、何度も聞いたよ、ってな内容が多いのが残念なのですが。
あと洋楽好きでなければ、この本を読んでも共感できる方は少ないかも。
それどころかストーンズ、ビートルズ、ジミヘン、ドアーズあたりはともかくとしても、グレイトフルデッド、ヴァンモリスン、ポールバターフィールド、Jガイルズ、リトルフィート…なんて、マニアすぎて今じゃレンタル屋でも借りれない時代になっちゃった。
明らかに趣味に偏りがあるのは理解した上で読みすすめてください。
素朴なキャラの著者が今や押しも押されぬ人気DJであるのは、なぜなのか。
紹介されている音楽とともに共感できる部分がきっとあなたにもあるはず。
1951年ロンドン生まれの著者が過ごした10代っていうのは絶対的にロックが最も熱かった60,70年代であり、あのロックの伝説を日常に目の当たりにできた羨ましい時代だったのだ。
それらの貴重な原体験はきっと生き方に影響与えているはずであり、その興奮と感動を伝えていくことが使命とばかりに著者の人生の選択に無意識につながっているようだ。この本もその情熱の断片なのかもしれない。
ひょんなきっかけで、日本で仕事をすることになり気がつけばラジオ、テレビで喋っている自分がいた。そして自分の趣味の音楽を好き放題かけまくっていた…
これらのエピソードはこの本の中の一番の読みどころであろう。
私がグレイトフルデッドを知ったのは著者のおかげ。いい音楽との出会いは人生を楽しくしてくれる。これからも青春のサウンドトラック、塗り替えていきたいね。