世界名作劇場の中で、ちょうど私の小学生時代にやっていたのがこの作品でした。
今見直してみると、名作劇場らしさはゼロですが、でも、当時毎週欠かさず見ていたドキドキ感は、
日曜日の、ちょうど夕ご飯時、でっかいリンゴに追い回されるカレーのCMとともに記憶に刻まれています。
オープニングテーマの歌、映像、大好きでした。夜のロンドンの街を飛び回るピーターパンの映像はとてもきれいです。
歌っているのは「ゆうゆ」さんなんですね…。懐かしくて涙が出そうです…もう、年の差なんて、って感じです。
話の内容はもう、これこそのピーターパンです。対象年齢は他の名作劇場より明らかに低い気がします。
たぶん、幼稚園~小学校中学年くらいがジャストミートでしょうか…。他の名作劇場と違って、大人が単独で見るには
きついものがありますが、子どもがいたらもう、喜んで見せちゃうだろうな、という感じの作品です。
ちょっといたずら好きのピーターパンはネバーランドを所狭しと駆け回ります。フック船長、時計ワニはこれでもか、
ってくらいいい味を出しています。フック船長やること残酷なくせにかわいいことかわいいこと。
後半は、完全オリジナルストーリーで魔女ダークネスさんが登場し、ピーターパンたちが倒しに向かう
ちょっと勇気のいる脚本ですが、うまく話を通しきっています。前半のほうが好きですが、でも成功だと思いました。
最後、ロンドンに戻るウェンディたち、そしてウェンディの娘を連れ出すピーターパン、なんだか大人げもなく
泣けてしまいます。
こんなピーターパン、ありですよ。名作劇場らしさゼロだけど、だからどうした、作り手さんも本物を目指し、
すごくがんばってますよ、っていう作品です。小さな子どもは、もう歌のイントロだけでドキドキ、本編も楽しんで
見てくれるでしょう。まあ、歌のイントロでドキドキしてしまうのは私なんですけどね…。