女性の慈愛を強く感じる書だった。
今回、初めて知ったノーベル平和賞受賞者たちが多数で、手探り状態で読み始めたが、
ページが進んでいくとともに12人の女性の平和を愛する心に胸がジワジワと熱くなっていった。
それが本書「ピースウーマン」である。
世界が抱える問題は数多くあれど、
人権問題ほど困難な問題はないかもしれない。
それでも、彼女たちは数々の障害にも立ち向かい、自分の理想にまい進した。
その想いは、マザー・テレサが話した言葉
「人が何を言うかなど気にしてはいけません。すべてを笑顔で受け止め、あなたがするべきことをし、あなたの道を歩きつづければいいのです」
に集約されるのだろう。
そして、忘れてはならないのが、
12人の女性はノーベル平和賞を受賞した信念の人たちだが、
現代女性と同じく家庭や仕事で悩みも抱えていたのだ。
彼女たちも「ピースウーマン」である前に一人の女性なのだ。
本書を読んでみて、
どんな場面にせよ、男性はもっと女性の声に耳を傾け、
女性視点の物の見方や考え方も学ばなければと思った。
なぜなら、争いの火種は男のエゴが原因となっていることが多いのだから。
もし、僕も含めた世の男性たちがそれらを心がければ、
今よりはもう少し住みやすい世界になることだろう。