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ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ
 
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ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ [単行本]

金井 美恵子
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

あたしとまだ三つだったあんたを置いて、とうさんは家を出て行った──。記憶と描写の重層的なコラージュが織り成す物語。5年ぶり待望の新作小説。

内容(「BOOK」データベースより)

物語とドレスと映画と記憶と夢に祝福された言葉の宇宙。“読む快楽・書く快楽”に充ちた前代未聞の小説。

登録情報

  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: 新潮社 (2012/1/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4103050047
  • ISBN-13: 978-4103050049
  • 発売日: 2012/1/31
  • 商品の寸法: 19.9 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 198,001位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マオ
洋裁で生計を立てている叔母、それを手伝う祖母と叔母の妹にあたる母、突如失踪する父にまつわる遠い思い出と、自分のもとを去った女の生々しい記憶とが錯綜する形で、作家である「私」の語りが展開していきます。
そこで語られる、叔母の洋裁の仕事の細部や彼女たちが話すさまざまなお話の断片がとても魅力的です。「何もないのに細部の魅力に圧倒される」(山根貞男)という小説です。
ものすごく緻密な描写が逆に現在におけるその不在をまざまざと感じさせ、「切ない小説だなあ」と思っていたら、そうしたことが語り手である「私」の感慨として後のほうで書かれており、そうした安易な感想を厳しく取り締まる用意周到さに驚きました。
『柔らかい土をふんで、』がお嫌いでなければ、是非。最初はとっつきにくい印象かもしれませんが、読み進めていけば徐々にいくつか話の系が見えてきて、物語のかたちが現れます。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
大して粉飾に興味のない自身が、執拗なまでに生地だのあれだの講釈されたら、萎縮し、単につまらなくなってしまった。繰り返すが、 単につまらなくなってしまった。 そうなったらもう最後、わりかし早くに魔法が解けた瞬間であり、残念にも思う。 個人的に金井氏の初期の作品が好きだ。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
確信犯 2012/3/22
By 「料理研究家」研究家 VINE™ メンバー
 執拗に書くことの快楽(服に関する顕微鏡的な細部を延々と語るなど)を追求するれば、きっと評価してくれる人がいる。毎度、お馴染み、「金井節」が
すきな人にあてた、確信犯的作である。この作家自体が確信犯的存在である。題名にも現れているように、同じ話を「何度も語る」ことが文学であるのは、
べつにあらためて言われることもない。文学史上に名前を見ることのできる作家は誰もがやっている。
 恐れながら、プルーストと金井美恵子の違いは? 前者には、社会と自分との関係が書かれているが、後者は、ただオタクの世界だけ。十代からプロの
作家になり、とくに大衆に迎合することなくそれで食ってきているらしいので、それなりの筆力のようなものは備わっているのでしょう。物語の語り手は
男性らしいが、やはり作者自身の無意識が、無意識的に、露呈していると言わざるを得ない。
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