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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
卓球マンガ!!,
By カスタマー
レビュー対象商品: ピンポン (1) (Big spirits comics special) (コミック)
卓球のマンガなんて。。。私も実際にこの本を読み始める前には、そう考えていました。しかし、内容は単なる卓球マンガではありません。。。主人公である2人が、卓球という1つのスポーツを通じ、プレイヤーとして、そして人間として成長していく過程が、青年期の微妙で複雑な心理状況・対人関係・挫折・悩みなどとともに、非常に丁寧に描写されています。いったん読み始めるといつの間にかトリコになってしまいます。私自身、友人からの一冊をきっかけに翌日には本屋へ行って全巻そろえてしまいました。一見、こういった複雑なテーマを扱っていると、マンガ自体が暗い・重いっといったイメージを持ってしまいがちですが、そこが松本大洋のすばらしいところだと思います。こういった重くなりがちなテーマを!数あるスポーツの中から、人々が手軽に楽しめる卓球を用いて、非常にユーモラスに描いている作品です。卓球が好きな人、そうでない人、松本大洋ファンの人、松本大洋をまだ知らない人。。。本当にたくさんの人に読んで頂きたい作品です。
30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
泥臭くないスポ魂,
By
レビュー対象商品: ピンポン (1) (Big spirits comics special) (コミック)
テーマは克己心(かな?)進路・進学やスポーツなど、やりたいことや夢に思っていたことがあっても、様々な理由で途中放棄した人、適度に折り合いをつけた人は少なくないはず。 この物語を構成する登場人物たちは、人によっては身体能力や忍耐力に超人的な一面が見受けられるものの、内面は皆等身大の人物像に描かれています。 等身大であるがゆえに、その登場人物たちも各々、(卓球に限定されない)問題に直面し、あるときは挫折を経験します。 最近の青春ものと言えば複数の男女が絡み合う恋愛作品が多い中、こういった主人公とそれをとりまく人物達の成長過程を描いたストーリー(いわゆるスポ魂)もたまにはいいものですよ。 「一体何処で間違えた? 一体何に躓いた?」
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
映像として”読む”マンガ,
By
レビュー対象商品: ピンポン (1) (Big spirits comics special) (コミック)
当たり前だがマンガとアニメーションの最大の違いは「動くかどうか」です。しかし紙に書かれた漫画であっても、この「ピンポン」に見られる位、徹底的に動きにこだわって描かれると脳内では殆ど動く映像として再生されてしまうような気がします。 この映像派の「巨匠」の一人はいわずと知れた大友克洋氏だと思うのですが、あれ程までに書き込まずにはいられないのなら漫画から離れて映像表現というフィールドに踏み出すことはある種必然であったことは理解できます。 ただし漫画というメディアとそれを愛する人々にとっては大きな損失でしたが。 幸い松本大洋氏の方は漫画での可能性を今も意欲的に追求されているわけで頼もしい限りです。 松本氏のもう一つの代表作と言えば「鉄コン筋クリート」ですが、あちらも相当に「動く」漫画でした(アニメ化されてしまいましたね)。 あのフィクション全開の世界と同じ位デフォルメされたキャラクター達の動きが卓球というスポーツに真正面から取り組んだこの作品に違和感なく表現され、読み手を刺激する辺りはやはり作家としての実力なんでしょうね。 独創的で個性的過ぎるとも言える画風は好き嫌いが分かれるかも知れませんが、本作は漫画という成熟したメディアのポテンシャルを感じさせてくれる好例だと思います。 必読!
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