偶然ローカル局で再放映していたピングーに1歳3ヵ月の娘が興味を示したので、過去のベスト版だという本品をすぐに買い求めました。DVD2枚組ですが、Disc 2は初期作品や特別長編などマニア受けする内容のため、残念ながらお蔵入り。ただし30編を納めたDisc 1は娘の大のお気に入りとなり、家事の助けにどれほど貢献してくれているかわかりません(笑)。
赤ちゃんが最初に認識する色覚は白黒赤色だそうで、まさにピングーの世界そのもの。またピングー語と娘のまだ単語にならないごにょごにょ発声するおしゃべりが同じようなサウンドなので、こちらも親近感を覚えるのかなぁ、と不思議です。
計測していませんが、1話3〜5分くらいの短さでテンポよくストーリー展開し、BGMや細かな小道具類も「あ、また出てきた」と思わせる露出が重ねられるので、子どもも安心してピングーの世界に浸れるようです。何度も何度も観ているのに、同じ場所でうれしそうに声を挙げて笑ったり、回を重ねてツボにはまったのか新たに楽しそうに「見た?」と親をふりかえったり、実にうれしそうです。
私自身は全くこのキャラクターに接点がありませんでしたが、等身大のどこにでもいるような、いたずら盛りな男の子ピングーと、気丈でちゃっかり者の妹ピンガがいずれも子ども達にはまるで自分や身近にいるお友達のように映るのではないかと感じます。
個人的には「説教くさくない」「ゆるしてあげる」点が良いと思います。無理やりアルファベットやトイレのしつけなど親の要求をオブラートで包んだような内容より、きらいな野菜を隠れてトイレで吐き出すピングーのほうがよほど誠実味があります。また、ちょっとしたわるさをしたピングー本人や周囲のキャラクターたちを、ひと山展開があってやさしくゆるしてあげる場面が印象的です。そう、自分だけ正しくても世の中うまくいくとは限らないものね。自分だっていつも正しいとは限らないものね。ありのままを丸ごと肯定される大切さを、子どもはきっと敏感に感じ取るんではないでしょうか。。。
長期シリーズもので選択に迷ったなか、ベスト版が出たタイミングに改めて感謝です。