私設武装集団、賞金稼ぎ、保釈金保証業者、カジノ、トレーラー・ハウスなどなど日本には同種のものが存在しない素材を使ったアクション・コメディ、80年代末、毎年主演作品が目白押しで本作のようなプログラム・ピクチャーに主演することもあった時代のクリント・イーストウッド主演映画の中でも最も語られることのない地味で不遇な扱いを受ける一作、傑作とは言えないまでもシリアスな内容が多いイーストウッド映画ではとても貴重なとぼけた味わいが楽しい内容で、ファンであれば見て損はないです、
監督はダーティー・ハリー5を大ヒットさせたバディ・バン・ホーン、
映画に登場することの少ないラスベガスと同じネバダ州のカジノ・シティ「リノ」で撮影、場末のカジノのさえないコメディアンとしてジム・キャリーがダーティ・ハリー5に続いて1シーンだけ登場、現在では老人俳優の大御所になってしまったジェームス・クロムウェルがこちらもやはり端役で出演、
カリフォルニアの田舎の風景を堪能できる楽しいコメディであり、行きずりの男と女による一種のロード・ムービーとして鑑賞すれば雅趣が増すかも、クリントよりも若くがさつな雰囲気の男優とメラニー・グリフィス風のもっとグラマーな女優でリメイクすればずっと面白いものに仕上がる可能性大、
当時、すでに問題化していた"Militia"私設武装集団、正確にはその一部の過激派人種差別主義者達をさり気無く悪役に設定してしまう点などやはりさすがにクリント・イーストウッド作品、Militiaをここまでこけにした映画はほかにはブルース・ブラザーズ2000くらいでしょう、
武装集団のボスを演じるのはマイケル・デ・バレス、ロック歌手からハリウッド入りしこの時期には小柄ながら渋い雰囲気を買われて「沈黙の戦艦」などにも出演していました、