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ピル (集英社新書)
 
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ピル (集英社新書) [新書]

北村 邦夫
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

米国に遅れること40年。1999年9月に経口避妊薬=ピルがようやく発売になった。この遅れの理由は? またピルという薬はどんなものなのか? 思春期医療の現場を知る著者がピルへの疑問を根本的に解決。

内容(「BOOK」データベースより)

九九年九月、アメリカに遅れること約四〇年。日本で経口避妊薬=ピルが発売された。世界各国で避妊法の主流をなすピルが、日本で承認・発売されるまでに、なぜこれほどまで長い時間が必要だったのか。そもそもピルという薬剤は、どういう仕組みで避妊を可能にするものなのか。ピル誕生までの歴史、わが国におけるピルの扱い、副作用問題、早期承認に向けた著者の取り組みをふまえ、今後ピルが日本でどのような広がりをみせるのかを考察する。本書はピルへの誤解や不安を解決し、正しく理解するための「大人のピル読本」である。

著者からのコメント

著者 北村邦夫, 2002/01/22
日本を代表する政治家、小泉純一郎も管直人もなぜピルを承認できなかったのか。
小泉さんが厚生大臣であった当時、「薬というのは本来、体内の異常な部分を正常にするために、服用するものですよね。ところがピルは、女性の生理機能を、薬によって狂わせるわけで、いわば正常な状態を異常にして効能を発揮するんです。(中略)厚生大 臣として国民の健康を考えるとき、まず私は、自然に反しないことだと思ってしまうんです。」(148頁)とある月刊誌に語ったことがあり、血気盛んだった私は、「とんでもない」と噛みついて堂本さん(現千葉県知事)を通じて小泉さんに会いに行ったことがあります。厚生大臣が「避妊薬」に対して抱かれた誤解、それを公然と語る姿勢を目の当たりにして、私の抱いていた小泉さん像が崩れていくのを感じたものです。

菅さんも同様です。「来年早々にもピルが!!承認されるものと思っています。ピルの使用は当事者が十分な情報に基づいて決めるべきことであり、国がどうこうする問題ではありませんから」(128頁)と語ったのが1996年7月9日のこと。外国メディアの会合でですから、当日の夕刊から翌日の朝刊に「ピル承認」の文字が躍ったのは当然です。しかし、ピルの承認が1999年6月にずれ込んだことを考えれば、この発言が菅さんの口先だけのことであったことは明らかであり、さりとて責任を取るでもない菅さんに、ファンの一人としては失意の念を抱かずにはおれませんでした。

・・・・と、こんな具合の本です。現在の日本の政治家を代表するお二人の言動、軽視するわけにいかないのは言うまでもありません。たかだか『ピル』というテーマにすぎませんが、日本の行く末を考ち!るにあたり、お二人を評価する極めて重要なエピソードではないでしょうか。

 もちろん、ピル開発までの歴史を綴るとともにこれからピルを使用される方の疑問に答える本でもあります。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

北村 邦夫
1951年群馬県生まれ。自治医科大学一期生として卒業後、群馬県庁に在籍するかたわら、群馬大学医学部産婦人科教室で臨床を学ぶ。88年から(社)日本家族計画協会クリニック所長を務める。思春期外来や電話相談などを通じて直接若い世代に接しながら、ピルや緊急避妊法など家族計画の啓発活動を精力的に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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