最終話をジャンプで読んだ直後は、作者は疲れ果ててもうなにもかもイヤになって、こんな最終回にしたんだろうと思った。
せっかく10年も積み上げてきたものを、なぜブチ壊すような終わらせ方をしたのか…釈然としなかったし、どうせなら、オレたちのグダグダな青春はこれからも続くヨ!みたいな毒のない終わり方の方がマシ、と思った。でもこの20巻を読んだら評価は違ってきた。
否応なく、全ては変わっていくんですね…そして、あたりまえと思ってたものが、真実とは限らないのですね。でも毎日毎日、この先もグダグダなモラトリアムを永遠に繰り返すことが、彼らにとって本当に幸せなわけないと思います。だから、『終わらせてくれて』よかった。これで、全巻を本棚にしまって思い出にできます。たまに読み返すだろうけど。
ネタバレを書きたくないので抽象的な表現になりましたが…10年間ジャガーを(たまにでも)読んできたあなたも、この最終巻を読んだら時の流れの重さを噛みしめるかもしれません。10年たてば、いろいろ変わります。髪の量が減ったりもするんですね。
なお、この20巻では、おまけ的に登場人物のその後の様子が描かれております。これは作者からのサービスでしょうか。それともある種のフォローか。ハマー、今後どう生きて行くんだろ…などとキャラの身を案じていた人は、その辺も見てみると良いかもしれません。