軸足にのる、ヒップファースト、腰を開かない、肘を上げる、下半身の回転、腕を振る(若しくは振られる)・・・。野球経験者や指導者であれば、誰しもが使う投球フォームについてのフレーズですが、これを投球の動作の仕組みとして明確に説明しきっている書籍に初めて出会いました。この本を読んで一番感じたことは、投球動作の説明に感覚やイメージで伝えるといった要素がまったくといっていいほどないことです。効果的な身体の使い方とはどんなもので、なぜ効果的で、どうやったらできるのか。また、悪い例を上げ、なぜ悪いのか、どうして起こるのか、どうやったら改善されるのかなど、その根拠を示しながら原因と結果を事細かく突き詰めていきます。説明を補完する連続写真がより理解を深めさせてくれました。股関節、肩胛骨、骨盤などの用語も出てくるので、中学生〜高校生以上のかた向きだと思いますが、野球選手はもとより、指導者の方にも手にして欲しい1冊です。