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ピストルズ [単行本]

阿部 和重
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第46回(2010年) 谷崎潤一郎賞受賞

内容説明

荒廃していく世界の片隅で、少女は奇跡を起こせるか!?
「神の町」に住まう哀しき一族をめぐる大サーガ、開幕!

「若木(おさなぎ)山の裏手には、魔術師の一家が暮らしている――」
田舎町で書店を営む石川は、あるキッカケから、町の外れに住む“魔術師一家”と噂される人々 に接触する。その名は菖蒲(あやめ)家。謎に包まれた一族の秘密を探るべく、石川は四姉妹の次女・あおばにインタビューを敢行するのだが……。そこで語られ始めたのは、一族の間で千年以上も受け継がれた“秘術”にまつわる目眩めく壮大な歴史だった。史実の闇に葬り去られた「神の町」の盛衰とともに明かされていく「アヤメメソッド」の正体と、一族の忌まわしき宿命とは。そして秘術の後継者である末娘・みずきが引き起こしてしまった取り返しのつかない過ちとは 一体――?やがて物語は二〇〇五年夏に起きた“血の日曜日事件”の隠された真実を暴き出してゆく……!
箱庭的ユートピアを思わせる幻想的な冒頭 から、不穏な緊張感で急展開を迎える終盤、思いもかけないラストまで、まさに著者頂点をきわめる3年ぶり傑作巨編!

・この一冊の本が差し出す構造と運命を思えばガルシア・マルケスの『百年の孤独』を想起することでしょう。鳴り続ける音、焼きつく映像。あらゆる表現の醍醐味が縦横無尽に編みこまれたこの「大きな小説」に一〇年代の初めに出合えたことが嬉しい。
――川上未映子(作家)【読売新聞4/4書評より】
・今年はこの本を読めたからもうそれだけで良い、と思えました。
――伊坂幸太郎(作家)
・植物、動物、鉱物の博物誌にして暴力、性愛、幻影の博物誌。魔法となった言葉によって過去の歴史が現在の物語として甦り、未知なるものへと変容を遂げる。表現の時空を刷新してしまう、危険で魅惑的な試み。
――安藤礼二(文芸評論家)
・物語の底が抜けたような浮遊感に、我々は作家の技巧に翻弄される歓びを噛み締めることになるだろう。
――斎藤環(精神科医)【朝日新聞4/4書評より】
・書かれてはならない小説が書かれてしまった! それが誰にもすらすらと読めるのだから、これは僥倖と呼ぶしかない稀有の事態である。
――蓮實 重彦(評論家)

登録情報

  • 単行本: 674ページ
  • 出版社: 講談社 (2010/3/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062161168
  • ISBN-13: 978-4062161169
  • 発売日: 2010/3/24
  • 商品の寸法: 19.6 x 13.4 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くわもちじんぺい トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 閉塞的な1人遊び小説で終わっているのかどうか、微妙な作品だ。
私には判断が付かない。
社会に何を問いかけ、提示しているのだろうか。
 これまでの阿部作品よりは、やや外界に開いている感じがする。視点人物を複数にして、客観化・対象化の力が働いているからだ。
 1人語りは、言葉が大仰になればなるほどホラ話に聞こえてくる。
ホラ話は、愉快でなければつまらない。
 少女ミズキの活躍する部分が面白かった。
反面、カイト君は思わせぶりな存在だったのに、何事もなくフェードアウトしてしまって拍子抜け。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
とにかくあの『シンセミア』に続く作品であり、谷崎賞受賞作である。しかし、導入部からあと、前半しばらくの説明のところが長い。だれる。蓮實先生が何と言おうと、そりゃ蓮實先生だってかわいがっている作家だから褒めますしそういう人です。さらに、『シンセミア』はもとより、『ニッポニアニッポン』、特に『グランド・フィナーレ』の主人公が再登場するのだが、それは阿部の読者でないと面白くないだろう。バルザックやゾラは、知らないと面白くないという人物再登場はさせなかった。それでクライマックスはなるほど面白いのだが、さてこれは純文学なのかということになると、「少女忍者小説」ではないかと思える。猿飛佐助とか、よくこんな感じで敵に催眠術掛けたりするんだよね。
本来なら『シンセミア』で谷崎賞とるべきだったのだし、谷崎賞には愕然とするほどひどいのもあるから、受賞するのはよし。しかし、やっぱりこれ、純文学じゃないんじゃないか…。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
文春の書評につられて読み始めたが、好き好きはそれぞれと痛感した。ノンフィクションはいざ知らず、フィクション(小説)は立ち読みでも最初の30ページを読んでから求めるべしと再認識。凝ってはいるが、この作品世界に最後まで入ることができなかった。
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引き込まれた
大きく分けると、菖蒲家の「父」とそれに関係する女性たちなどの物語と、能力を受け継いだみずきの物語に分けられるだろう。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 魏
なぜ本書のタイトルは「ピストルズ」なのか?
読んでいる間も読み終えた後も気になっていたのが題名の由来である。字義通り「鉄砲」を想起していた。でもどこをどういじっても作品の暗喩として物語と拳銃が結びつかない。... 続きを読む
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「ピストルズ」を読んでから「グランド・フィナーレ」を読んでしまうのは避けたい
「ピストルズ」の本(4cm667頁)を手に取った感想は予想したものより「厚い」であった。本を開けてみると、字も幾分小さめで、1900円にしては、お得な内容かと思え... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: 日出
圧巻の完成度
毀誉褒貶が多いレビューが多いのだが、本作は圧巻の完成度を誇る名作だと思う。緻密なディテールが見事な語りの芸によって重層的に構築されており、「シンセミア」に並ぶ圧倒... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: I Love SevenStars
総合的に残念
660ページの長編大作。著者らしいしょうさいなディテールとともに、かつて出版された自身の作品と紐付けて構成されている。内容は8割がた説明的な内容となっており、読者... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: ひで
とっつきにくそうで、そうでもなかった。
川上未映子さんの新聞書評をきっかけに読みました。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: ちび怪獣ママ
二階に上がって梯をはずされるのも、阿部和重になら、ま、いいか
... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: キャラメルマキアート
蓮實重彦との対談から読み解く『ピストルズ』
同じ山形県の神町を舞台にした前作『シンセミア』とのあまりの作風の違いに戸惑った読書も多かったのではないだろうか。かくいう私もその戸惑いを解消できないまま読了したの... 続きを読む
投稿日: 2010/5/30 投稿者: Sebastian Flyte
冷静な評価
... 続きを読む
投稿日: 2010/5/1 投稿者: afhira
神町
阿部和重の「ピストルズ」です。山形県東根市神町の物語。「かみのまち」と読める作者の生まれた地、神町(じんまち)を舞台に物語を紡いでいる作者です。以前このあたりを担... 続きを読む
投稿日: 2010/4/29 投稿者: hiraku
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