今やCGアニメーションの代名詞ともなったピクサーの短篇集です。
ピクサー映画の本編の前に”前座”として公開されていたものも多くあり、
「あ、これ観たことある!」
と思いながら、楽しみました。
ピクサーの作品は、映像がきれいなのも然ることながら、
そのストーリーに魅力があると思います。
作品ごとに、楽しかったり、切なかったり、愉快だったり、シュールだったり、
5〜10分くらいの短い話なのに、その話の展開に引き込まれてしまいます。
それから、ピクサー創成期の作品も収録されています。
これは生きているかのように自由奔放に動き回るCGに見慣れてしまった今では、
贔屓目に見ても美しいとは言えません。
しかし、CGのキャラクターが滑らかに動くこと自体が衝撃的だった時代に、
アイデアやテクニックを凝縮して作り上げられた貴重なアニメーションなのです。
そのような創成期から今に至るまでの成り立ちが、
ピクサーのスタッフのインタビューなどを中心にドキュメンタリーとしてまとめられています。
ちょっとした動きでも、大変苦労して作られていることがよくわかりました。
美しいCGアニメだけを求めている方は興味がないかもしれませんが、
私は、ソフトウエア開発に携わっていることもあり、大変興味深かったです。
ドキュメンタリーに興味がない方も、短篇集は十分楽しめますから、
この値段なら買って損はないと思いますよ。