このCDについて
クラムボンのヴォーカル原田郁子の待望の1stソロ作品。単独名義では初となるこのアルバムでは、共同プロデューサーとしてPolarisのギター大谷友介、ベースにLosaliosのTokieを、ドラムにはPolarisの坂田学が参加している。名曲「なみだ と ほほえむ」、ハナレグミの永積タカシ提供のナンバーを含む全10曲を収録。
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日本のポップ・ミュージックの良心、クラムボンのキーボディスト&ヴォーカリストとして活躍中の原田郁子による初のソロ・アルバム。オオヤユウスケ(ポラリス)との共同プロデュースによる本作は、タイトル通り“ピアノ”を中心とした歌モノがラインナップされているのだが、そのどれもが本気で秀逸。ジャズ、クラシック、童謡から現代音楽までを吸収したメロディ、そして、あまりにも繊細で、つい見失いがちな感情をていねいにすくい取った歌……ああ、気持ちいい。なかでも、心が震えると同時にほんわかと暖かくなるラブソング「なみだ と ほほえむ」は必聴。(森 朋之)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
クラムボンの原田郁子のファースト・ソロ・アルバム。Polarisのオオヤユウスケと本人の共同プロデュース。本体であるクラムボンを離れ、解放感のある風通しのいい歌世界を展開。シンガー・ソングライターっぽくていい感じ。坂田学や高田蓮、永積タカシなどが参加。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
トリオ・バンド、クラムボンのピアノ兼ヴォーカル、原田郁子のソロ・アルバム。Polarisのオオヤユウスケを共同プロデュースに迎え、ハナレグミの永積タカシや伊藤ゴローなども参加。さらに(3)では作家・いしいしんじが詞を提供している。彼女独特の声とピアノを主役にした本作には、日常の生活から“急いでいない時間”“焦っていない時間”だけを抽出した10曲が入っている。ある時はクラシックや現代音楽のエッセンスをごく自然に旋律に溶かし込み、ある時は巨大な魚釣りの歌を童謡のように、ある時は、幸せな欠伸のようにたゆたう時間をいつくしむように歌う。そこから浮かび上がるのは、彼女がいる、ステレオタイプではないがたしかに普遍的な女の子の世界だ。それは、近視眼的に目の前のキッチュなものや色を愛する“ガーリー”さではなく、懐かしい感情や味のあるもの、かわいいおばあちゃんのようなピースなあたたかさに向かう、オルタナティヴな今の“女の子”の姿だ。 (齋藤奈緒子) --- 2004年10月号