この本の著者のジョセフ・レヴィーンは、モスクワ音楽院をラフマニノフ、スクリヤビンと共に、金メダルで卒業した人である。優れたピアニストであり、教師でもあった。あのリヒテルもショパンの3度のエチュードを録音する際、アドバイスを求めた程の人物だ。
そのレヴィーン氏が、当時の音楽雑誌に連載していたものを編集したものが、本書である。
比較的短い内容ながらも、ピアノを正確に弾くための練習方法や、タッチについて、また暗譜の方法も説明されていて、内容構成に無駄が無い。
読んでみれば、優れたピアノ教師が語りかけるように、あなたにも教えてくれるはずです。