過去のニーア関係のCDをすべて聴いてきたうえでのレビューになります。
15 Nightmares&Arrange Tracksでイニシエノウタとエミールがピアノアレンジとして収録されていましたが、今回は別のアレンジャーさんが弾いたまた違ったアレンジとなっています。
前の方が書かれている通り、全体を通して超絶技巧などはなく、あくまでも原曲の雰囲気を残したおとなしめのアレンジでした。
それを「ニーアらしい」ととるか「マンネリ」と取るかで評価は分かれてくると思います。
ニーア楽曲の作り出す世界観が好きな方は、ハズレということはないでしょう。
おとなしめとはいえ、曲によっては緩急がつき激しい表情を見せたりなどはあります。
個人的には「光ノ風吹ク丘」と「掟二囚ワレシ神」のアレンジが気に入りました。こんなアレンジもあるのかと、アレンジャーさんのセンスに感服です。4分程度の曲の中に、盛り上がる場面をうまく用意してあります。
「愚カシイ機械」は少し音が加工されたものでしたが、純粋なピアノアレンジを聴きたかったと思う反面ニーアらしいアレンジをしたなぁ…とも思います。原曲の流れるロボット山の雰囲気が出ている音です。
マンネリ感も多少なりありますが、全体的にピアノという楽器の特性がうまく引き出された良質なアレンジで、満足のできでした。
オリジナルのサントラと同じく捨て曲が一つもありませんが、ディスク1枚でサントラと同じ値段と言うのはやや高いですね。むしろサントラの方が安かったのかもしれませんが。
収録曲を増やすか、価格を落とすかできなかったのでしょうか。
とはいえ収録内容が十分星5つに値しますので、こう評価させていただきました。
ちなみにジャケットは白、黒、ときて次は赤。並べると楽しいです。
設定資料を読んだ方なら、ニヤリとしてしまいますね。
余談ですが、2年前のゲームの派生がこうしてまだ発売されるということがファンとしては喜ばしく、ニーアの人気の根強さを感じます。
アレンジCDはそろそろネタ切れかなぁとも思うので、次はノベライズやドラマCD第2弾などきませんかね。
プロデューサーさんが「これで一区切り、でもまだ次の展開を実現させていきたい」とおっしゃっていたので、期待しています。