ピアノに限らず、音楽を奏するということについて考察した本です。
もちろん、ピアノについての記述が中心ですが、
音楽に関する一種の哲学書、といっても良いかと思います。
第一章 ピアノを弾くということ
第二章 心に響く音を求めて
第三章 コンクール、試験、そして音大
第四章 新しいピアニスト像
特に、下記の項目が最も興味深かったです。
『音楽以外の要素を解釈に持ち込むこと』(43p)
・・・「その音が表わす色は何色?どんな情景?」、とか教師が生徒につい言ってしまうアレ、です。
そして、その他にも下記の項目が興味深い。
『音を鳴らしはじめるとき』(99p)
『演奏中の意識の時差』(123p)
いろいろと考えさせられるので、音楽を奏するすべての方にお勧めします。