「いやー、おもしろかった!」
読み終わっての最初の感想です。
良い本は、読み進むにつれて読み終えるのがもったいなくなってくるものですが
この本はまさにそんな本でした。
アメリカのヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、
日本人として初めて優勝した盲目のピアニスト・辻井伸行さん。
名前は知っていても、ここまでの実力を身につけた経緯は、
知らないかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
本には、辻井さんが唯一「恩師」と仰ぐ、
東京音楽大学講師の川上昌裕さんとの修行の日々と、二人の絆が描かれています。
当時6歳だった辻井さんの類まれなるピアノの才能に、会ったその日にほれ込んだ川上さん。
しかし、盲目で楽譜が読めない辻井さんに高いレベルの演奏を教えることは
とても難しいことだったそうです。
指導する川上さんの情熱といったら・・・、ぜひ読んでみてください。圧倒されます。
辻井さんという偉大なピアニストは、川上さんとの出会いによって生まれたのです。
どんな時でも、ひたすら真摯に辻井さんに向きあってきた川上さん。
私も改めて、目の前の仕事と真摯に向かわなければいけないなと思いました。
そんな生きる目標をくれたこの本にありがとうをいいたいです。