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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ピアッシング 村上 龍,
By so - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ピアッシング (単行本)
私は、いまいちこの本を楽しむことが出来ませんでした。確かに怖い話といえば怖いのですが、なんと言うか・・・よくわかりませんでした。でもこの本の一節が僕の頭にこびりついて取れません。“あそこにいた子供たちは大人に嫌われる要素を全部持っていた。あんな子供達が傍にいたら百人が百人、なんて嫌なガキなんだ、と思うだろう。挨拶をしない。話しかけても返事をしない。何度も名前を呼ぶと、バーかちゃんと聞こえてんだよ、うるせえんだよと視線を合わさずに答える。大人が注意するとすぐに暴れだし玩具を投げつけ、壊し、手に噛み付いてくる。食べ物にいやしくて他の人の分までがつがつと食べる。・・・・・・知らない大人にベタベタと甘え下着の中に手を入れさせようとする女の子がいたし、自分で自分の腕を噛む癖のある子供もいた。突然震えだして壁に頭をぶつけ血が出てもそれを止めない子供。パンツを汚してひどい匂いがしているのにまったく気にしない子供。ああいう子供達を見たら、親が殴るのもわかる。こういうのは嫌われて当然だ。こんなのは放っといてほかの兄弟を可愛がるはずだ。すべての人がそう思うだろう。親が殴る原因ではなく親に殴られた結果なのだと誰もわからない。子供は無力だ。” ・・・・・・親が殴る原因ではなく親に殴られた結果なのだと誰もわからない。・・・・・・確かに、そうかもしれない、正直に言って僕はそのような精神に障害を持った人が、怖い。いくら差別や偏見が良くないからと言って「なんでもないように装っていはいるものの」心の中で、頭のどこかで、彼らと僕との差異を無意識のうちに感じ取ってしまう。 僕も、わからない者の一人である。
5つ星のうち 4.0
強迫観念に駆られた男と神経症の女,
By 茉莉 "茉莉花" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ピアッシング (幻冬舎文庫) (文庫)
村上龍の作品は当たり外れが多いとよく目にしますが、私の場合はエッセイ等、作者自身の事を書いてある作品がハズレ思います。(個人的にですが) 逆にとても面白いと睡眠時間を削って読み進めたのが「イン・ザ・ミソスープ」「トパーズ」そしてこの「ピアッシング」です。 いずれも過激なストーリーで、簡潔に終わるスッキリとした作品が好きです。 --- 不眠症の主人公は自分の子供をアイスピックで刺したいという強迫観念に駆られます。それを阻止するためにSMクラブから一人の女性を呼びアイスピックでの殺人を計画します。 呼び出された女はハルシオン(睡眠薬)の常用者でとても可愛らしくて本当はオーセンティックな愛が欲しいのに気付かず、自分が病んでいる事にさえ気付かない愛おしい存在なんです。(そう見れない人は沢山いるでしょうが私はそう感じています。) と、個人的な好みで☆5つの評価を付けたい所なんですが、他の方の評価や好き嫌いが分かれる作品だと思うので☆4つとします。 作品自体は短いので一日で読めますし、上記の「トパーズ」が好きな方にはお勧めできます。 因みに全くホラーではありません。ゾワッとくる村上作品を求めているなら「イン・ザ・ミソスープ」をお勧めします。
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ピアス,
By カスタマー
レビュー対象商品: ピアッシング (幻冬舎文庫) (文庫)
この本の宣伝文句に最後まで緊張感が持続するホラーです、みたいなことが書いてあったんで、期待して読んだものの特にそんな部分はなかった。これが初めて読んだ村上龍の本だっただけに、ちょっと腰砕けになったけど、その後「愛と幻想のファシズム」を読んだときは「うーむ」とうなってしまった。あまりに作品が多いから、駄作も多いんだろうけど、いいものもある。エッセイは適当に書かれてるっぽいが、たまには渋いことも言う。総括していい作家かどうか未だに悩む私である。
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