紀元前から現代まで、エッセイ風に語られるビールの歴史です。最初の穀類と酵母の関係をちゃんと理解しておけば最後までなるほどと読み進めるでしょう。また「上面」や「下面」など途中でわからない言葉が出てきても、あとできっちり解説してくれますから、心配はいりません。
私自身が子供の頃は、ビールはお祝い事に飲むお酒でした。父親が飲んでいるビールをなめて「苦い」ので嫌いと思っていましたが、夏の夜、ジンギスカンを食べながら飲んだ生ビール以来、ビール好きになりました。そういった経験が本書の中で「歴史」として語られているのが面白かった理由の一つです。
一つ一つの話は短いので、電車等で読むのに最適です。でも読んでいるとビールが欲しくなるのは不思議でした。