学問の世界でないから、この本の主張が正しいかどうかは誰も分からないのでありますが、個人的には75%くらい賛成という気持ちかなあと思います。作者の中山さんはフォークロックの存在というか出現をかなり高く評価されているのですが、そこのところがそれほどのものだったのかもろ手を挙げて賛成とまでいきません。ビートルズを初めとするリバプールサウンド勢(今はブリティッシュ・インヴェイジョンという)がアメリカの若者に大きな影響を与えた点、影響を与えられた音楽はもともと自分たちの国アメリカから発せられていたブルースだったというような仮説はすごく楽しいし納得納得の連続。個人的にはフォークロックはマスコミが騒いだほどうねりにならず、ニューロックの波がもうすぐ後ろに迫っていたように思います。モンタレーポップフェスティバルを主宰したママパパたちをフォークロック勢に入れるのであればそこそこの「うねり」を生み出したともいえますが、僕にはバーズとソニーとシェールくらいしか印象に残っていないもんですから。ボブ・ディランは別格ですし。