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伏線満載でなかなか核心が見えてこない本編に対して、こちらではしっかりとビートのディシプリンの結末が出てきます。
カーメンとはいったいなんだったのか、という答えが哲学的だったり遠まわしに言ったりで分かりにくくもありますが、明確に出てきます。
能力を使ったバトル要素も健在で、シリーズ読者には嬉しい「あの人」と「あの人」の再戦があったりします。
ヒロイン・朝子の能力の進化もありますし、今後の展開の伏線や本編最新作「ロストメビウス」との関連を匂わす展開にもなってきていて見逃せないといったところ。
物語の完結という爽快感と今後の期待感を一緒に味わえる作品になっていました!とにかく、ブギーシリーズでは久しぶりにすっきりとした読後感を味わえるので、今までビートを読んでいた方はぜひ。
確かに面白いです。
今迄のキャラクタが何人も集まって、それぞれに自分の物語に区切りをつけて去っていき、少少ストレートながらもカーメンの謎も分かり易く解説されており、読み応えは十分でした。
ですがそれは今迄のシリーズ作品を読んできたからの事、ここ迄一見さんお断りな本も珍しいのではないでしょうか。
最近の上遠野氏の作品は、謎を作るだけ作っておいて大半は投げっ放し、続刊に続くと云うものが多いと思います。
その所為で謎が出てきても『この伏線も今回じゃ回収されないんだろうな』と思ってしまいます。
更には、続き物と云う考え方か、単品の完成度が落ちてきてはいないでしょうか。
続き物である以上、どこから読んでも面白いと云うものを目指すのは難しいのでしょうが……
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