絶好調のビーチバレーコミック、最新刊。とにかく読めば必ず気持ちが良いし、爽快感も抜群の
素晴らしいスポーツ漫画である。表紙のイメージで軽く見られることもあるかもしれないが
このスピード感と躍動感は今現在では飛びぬけた表現力といってもいいと思う。
いよいよ始まったマドンナカップの神奈川予選、ついに頭角をあらわしたことみのエピソードに続き
この巻では別のサブキャラ、タッキーとみちるにスポットがあてられている。この二人は
どちらも素人同然なので、描き方が難しいのでは?とおもったがなんと相手も同レベルの実力なので
文字通り手に汗握る攻防が楽しめる。正直、イルカが中心の作品なので彼女が出てないと
作品のテンションが下がるのでは?と危惧したが、全然大丈夫だった。
相手も個性的なのである。そしてタッキーとみちるのプレイも面白いし、時に勢いのある
構図やコマ割(ここらへんのセンスはかなりいい)も手伝っていつもと同じくらいの爽快感を感じれる。
またホロッとする感動が時々訪れるのもこの作品の良い部分だろう。タッキーが仲間に認められる
エピソードも良かったし、みちるの過去話も上手い具合に試合と絡めているなあ、と。
みちるは実は暗い過去を背負っていたのだが、そんな彼女がどんどん明るく、成長していく姿は
まさしく王道スポーツ漫画の醍醐味でもある。爽快感もあるけれど、この作品にはそういった
ジーンとくる場面もしっかりあるので実に頼もしい作品として展開しているなあ、と思う。
というわけで熱くて爽やかなスポーツ漫画を求めてる人は是非手にとって読んでみて欲しい。
躍動感に満ちたイラストと展開に一気に引き込まれることうけあい。