センスや見せ方、作品の実用性は申し分なく、作者さんの作風がお好きな方には楽しい一冊だと思います。
ホームページやビーズ雑誌で、以前からこの作家さんの作風をご存知の方は、いつものセンス良い色使いと一ひねりあるテクニックなど、色々期待されていたのではと思います。
しかしこの本は「はじめてでもできる」というコンセプトどおり、技術的な難易度は低めに設定されたものでした。そのため、作者の持ち味である高度なテクニックやユニークなアイデアに期待していた読み手には非常に物足りない一冊となってしまいました。
その一方で、全くの初心者がこの本だけで掲載された作品をしっかり完成できるかというと、少し大変なのでは?と感じるものもちらほら見られます。私自身も、全く未経験の状態で市販の本を見て作品を作ろうとした経験がありますが、本当に基本的な部分でさえ四苦八苦という有様でした。その頃の自分を思い返して考えても、サーキュラーペヨーテで目数を増減させながらの立体モチーフ制作は、初心者向けとするには無理があると感じました。
基本を一通り経験した方が、習得したテクニックのブラッシュアップにはちょうどいいと思います。
あ、これ面白いな、と思った作品は参考作品でレシピ無しはお約束ですね。