「ビーズで作る、クチュールジュエリー」シリーズの第3作目。
この前に出版された「憧れの天然石ビーズで私らしくつくるアクセサリー。」が
華奢な少女のイメージだったとすると
こちらの「クチュールジュエリー」シリーズは成熟した大人のイメージの作品集になります。
今回の本の全体的な印象は、柔らかな色使い。
本の副題に「ペイルトーンの使い方。。。」とあるように、天然石ならではの
柔らかな色を組み合わせた作品が並んでいました。
柔らかな色の組み合わせは印象が薄くなったりするのですが、
差し色に一つ強い色を入れたり、質感の異なる石をアクセントに使ったりすると
はっきりと個性を主張するジュエリーになるというデザインのセンスは勉強になります。
テクニックで参考になるのは、糸の使い方。
2本の糸を使って2種類の結び方を織り交ぜたネックレス「コルヌイユ」や
3本の糸を微妙にたゆませて軽やかな動きを出したネックレス「ミュルミュール」は
メガネ留めでは出せないしなやかさが上手に生かされています。
ところどころに入る「コラム」やパリ旅行での写真なども、清水ヨウコさんの作品に通じるセンスが感じられて、1冊の本としても楽しめます。
作り方は丁寧なイラストでの説明が入っているので、レシピ集としての完成度は今回も高いです。