本書は複数の目的から書かれている――企業の採用活動に関する研究書であると同時に、IQ試験の意味についての本でもあり、面接の歴史についての本、パズル本でもある。科学ライターである著者のパウンドストーン(『Carl Sagan: A life in the Cosmos』の著者)はこうした面接の背景を明らかにしている。率直な文章によって、面接における論理性を見るための質問のルーツ(おそらく、1957年のショックレー半導体研究所において初めて現代的な形で現れた)を示したり、採用試験におけるIQ試験の歴史や心理学的研究、マイクロソフトで採用試験を行った人・受けた人へのインタビューを通じて、「あなたの強みと弱みは何ですか?」というありふれた質問をする代わりに、論理クイズをしたほうがよい状況を解説している。
本書の半分はこれらの質問に関する「答え」に費やされており、頭をひねる各問への解説が与えられている。特定の読者を想定した本ではないが、興味深い話題をとりあげた楽しく読める本である。
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--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
「マンホールのふたはなぜ丸いのか」「鏡が上下でなく左右を逆転させるのはなぜか」「ビル・ゲイツの浴室を設計するとしたらどうするか」。これらは過去に出た問題のほんの一例だ。プレッシャーがかかる中で、ひっかけや落とし穴がある問題に答えるのは容易なことではない。中には想像力を試す「解けない」問題もある。著者は「どんな答えが期待されているのか、頭の中や対話の中で整理する」「大きくて複雑な問題には単純な答えがある」など、問題を解くヒントを紹介する。
パズル式面接は間違った採用の防止という側面が大きいと著者は結論づける。技術が日々変化している中では、特定のすぐに陳腐化する技能を見ても意味がない。一般的な問題解決能力を判断して採用する方が得策というわけである。豊富に掲載された例題で、自らの問題解決能力を見極めてみるのも面白そうだ。
(日経ビジネス 2003/07/21 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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83 人中、73人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
なかなか面白い本だが、やや読みづらい,
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レビュー対象商品: ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか? (単行本)
~アメリカでは、マイクロソフトといえば、30歳までに1億稼げる会社というイメージがあり、成功のパスポートとして多くの優秀な学生がその門をたたくそうだ。日本では、就職先の企業としては安定性やブランドなど、昔ながらの有名企業が上位に名を連ねるが、合理的なアメリカでは事情が違うのである。そういう事情を理解してこの本を読めば、一攫千金をねらう志~~望者と、優秀な学生を獲得しようとする企業の熾烈な駆け引きをかいま見ることができ、日本の採用事情と照らし合わせることで、いろいろと考えさせされることがある。~~ 通り一遍等の面接やペーパー試験では優秀な学生はなかなか獲得できない。一流企業を一流たらしめるためには、あの手、この手で人をふるいにかけて将来の金の卵を!絞り出すのだ。ここに上げられた数多くのパズル試験は、答えがはっきりした設問を如何に早く正確に解くかではなく、難問奇問を頭をフル回転させて発想力と論理力を試すものであろう。「ビルゲイ~~ツの面接試験」は、先の見えないビジネス環境で、競争相手より有利な打ち手を取るための採用戦略と言っても良い。 ~~ なかなか面白い本ではあるが、そもそもこの本の目的がハッキリしない点がこの本を読みづらくしている。単に、難問奇問をあげつらえ、知的好奇心を沸き立たせるための本なのか、これらの設問に、マイクロソフトの競争優位の秘密があるのか、なにが言いたいのかよくわからない、とらえどころのない内容にやや退屈な感じがする。もう一つ苦言をいわせてもらえ~~ば、翻訳が直訳的で非常に!読みづらい。もう少し意訳をまぜて歯切れの良い日本語にしてほしかった。私の評価は3である。~
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
後半のクイズ問題は面白い,
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レビュー対象商品: ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか? (単行本)
他のレビュアーも書かれていますが、就職対策として読むなら後半のパズル問題から読み始める方がいいと思います。前半の歴史部分は正直言って私には退屈でした。 また、外資面接対策本としては、最近出版された『外資系企業がほしがる脳ミソ』 を併せて読むことをおすすめします。こちらの本はパズル問題と解答のみにしぼって あり、問題数も多くて、何よりも安いのが助かります。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
マイクロソフト式面接の舞台裏,
By タイムカプセル (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか? (単行本)
パズル式面接の歴史をたどり、マイクロソフトの面接例などを紹介した一冊。ショックレー式面接や IQテストなどにも触れ、マイクロソフト式面接について 出題される問題例はもちろん、候補者側、採用側の視点なども交えて解説しています。 面接問題の例とページの多くを使って解説された解答編は非常に面白いです。 個人的にはパズル面接に関する問題点と改善方法の提案について興味を持ちました。 マイクロソフトや他の会社の面接パズルに触れることのできる一冊です。
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