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ビルマ・アヘン王国潜入記
 
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ビルマ・アヘン王国潜入記 [単行本]

高野 秀行
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

中国雲南省と接する世界最大のアヘン生産地にして反政府ゲリラ支配区・ワ州に外国人として初めて長期滞在。東南アジア民族抗争の発火点の日常を描いた希有な記録。

内容(「BOOK」データベースより)

中国雲南省と国境を接するビルマ・ワ州。世界最大のアヘン生産地にして、反政府ゲリラ・ワ軍の支配区。これまで中国人以外のいかなる外国人も受け入れたことはなく、そこに住む少数民族ワ人は、かつて首狩り族として知られ、今ではビルマ最強のゲリラ兵として政府軍から恐れられていると言う。地球上に残された最後の秘境とも言うべきワ州入りに成功し、辺境の村に半年間にわたって滞在した著者が、アヘンゲシ栽培に依存して生きる農民の日常生活をリアルに描いた希有な記録である。アヘン収入をめぐるワ軍幹部の腐敗の構造や、ワ州に多大な影響力を持つ中国との複雑な関係、そして135の少数民族を抱えて「東南アジアのユーゴスラビア」状態にあるビルマの知られざる現実をも明らかにした迫真のインサイド・レポート。

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: 草思社 (1998/10)
  • ISBN-10: 4794208499
  • ISBN-13: 978-4794208491
  • 発売日: 1998/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 134,857位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読むべし!, 2004/12/21
レビュー対象商品: ビルマ・アヘン王国潜入記 (単行本)
タイトル、帯、ケシ畑に立つ兵士の表紙。
ビルマ、アヘン、ゴールデントライアングル。
どれをとっても一般の読者の腰を引かせるに十分だ。

しかし、だまされたと思って読みたまえ。
読んで絶対損はしない。

著者の類まれな観察眼と、辺境に腰を据えて生活していく
勇気、行動力に、すがすがしい感動を覚えるに違いない。
ふんだんなユーモアと読みやすい文体に、危険地帯への
潜入記とは思えない詩情すら漂う。
多くの人は、快挙をひけらかさない作者の謙虚な姿に
「我も」と旅心をそそられることもあるだろう。

いや待て。幾多のツワモノが望んでかなわなかった、かの地へ
旅立つことは、もう一度考え直した方がよい。
そして僕らは同じ時代に「高野秀行」がいることを
感謝しつつ、本の中に旅立てばよいのだ。

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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 正しきノンフィクション, 2005/1/7
レビュー対象商品: ビルマ・アヘン王国潜入記 (単行本)
高野氏の著作を初めて読んだのがこの本だった。これこそ、「正しきノンフィクション」だとうなった。高野氏の前ではどんな人も同じ人間である。ワ軍の親分だろうが飲んべえの農民であろうが村の子供たちであろうが中国公安であろうが全て同じ。そして、すぐに仲良くなる。ノンフィクションでよく見られる(特にビルマ関係で)妙な正義感やヒューマジズムで事実を歪めて見るというようなことがない。そのかわり、彼には事実を自分の目で確かめたいという欲望と人に対する大きな好奇心がある。こうして書かれたこの本は、作者一流のユーモアあふれる文章と共に、アヘンを育てている農民の「普通の生活」が描かれている。そして、その「普通の生活」が逆に人の世の真理を描いていることに気がつく。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 タイトルや、帯のコピーで選ぶのは絶対やめた方がいい, 2004/12/15
レビュー対象商品: ビルマ・アヘン王国潜入記 (単行本)
麻薬、ゴールデントライアングル、潜入、とくれば、
趣味じゃないと本屋の棚に戻してしまう人も多いことだろう。

われらが高野秀行の蛮行にも似たゴールデントライアングル核心地
ワ州への潜入記であり滞在記であることはまぎれもない事実だが、
詩情にあふれ、時に爆笑を誘う彼の文章は、読み物として秀逸。

後半体調を崩し、医薬品としてのアヘン中毒に落ちていく様は、
もの悲しくもユーモアに溢れた、品のいい一編の小説のようだ。

それでいてエピローグでは彼の地の厳しい現実に引き戻される...
高野本の中毒になること請け合いの傑作である。

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