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ビューティ・ジャンキー-美と若さを求めて暴走する整形中毒者たち
 
 

ビューティ・ジャンキー-美と若さを求めて暴走する整形中毒者たち (単行本)

by アレックス・クチンスキー (著), 草鹿佐恵子 (翻訳)
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Product Description

内容紹介

脂肪吸引、豊胸、フェイスリフト、ボトックス注射──
『ニューヨーク・タイムズ』紙の人気女性ジャーナリストによる、
みずからの整形体験も交えた、鮮烈でウィット溢れる渾身のレポート

本書に登場するビューティ・ジャンキー(美に取り憑かれた人びと)
●一日二四時間美しい容姿の維持に専念して手間を惜しまないニューヨークの女性たち
●南アフリカに「整形サファリツアー」に出かけ、魔法のように若返った容姿で野生動物と一緒にカメラに収まる患者たち
●七〇〇ドルのジミーチューの靴をはきたい女性に「足のフェイスリフト」を施すマンハッタンの足病医
●ポーカーフェイスを保つためにボトックス・ジャンキーになるニューヨークの男性弁護士
●顔同様全身たるみなくピンと張った状態にするために最もプライベートな部分を整形する女性
●両親から卒業祝いに胸インプラントを贈られる女子高生

高須クリニック院長・高須克弥氏推薦!
成長を続けるアメリカ美容整形ビジネスの光と陰!
日本美容医療業界の将来を予見する力作


著者について

アレックス・クチンスキー Alex Kuczynski
『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者を八年間務める。現在は【流行】面のコラムニスト。ボトックス、ブリトニー・スピアーズ、仏教など幅広いテーマの記事を執筆。『ヴァニティ・フェア』、『ハーパーズ・バザー』、『アルーア』、『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』ほか多数の雑誌にも寄稿。ニューヨーク市在住。
著者ウェブサイト www.alexkuczynski.com

草鹿佐恵子(くさか・さえこ)
1960年京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒。訳書『スピリチュアル セックス』(ワニブックス)、『ジョニー君のレモネード屋台』(バジリコ)、共訳『未来人ジョン・タイターの大予言』(マックス)など。大阪府島本町在住。

Product Details

  • 単行本: 381 pages
  • Publisher: バジリコ (2008/2/28)
  • ISBN-10: 4862380697
  • ISBN-13: 978-4862380692
  • Release Date: 2008/2/28
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.4 x 1.3 inches
  • Average Customer Review: 4.3 out of 5 stars  See all reviews (3 customer reviews)
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7 of 7 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 整形中毒者を産む社会構造の哀れ, 2008/6/2
米国人が整形中毒に陥った背景をかいま見る事が出来る。
結論から言えば、本人だけの問題ではなく社会環境の変化も大きな原因である事が分かる。

最初の方は(この手の本にはありがちなリスクの強調ではあるが)、安易に使っても安全かのようなイメージの定着したボトックス注射の真相や、ニセボトックスが毒素が致死量にまで達し被害を受けた人の話、整形サファリツアーに参加する人々の様相(美とは無縁の安いお買い物ツアーに行く人々の行動のようながさつな印象)、そして美容整形の歴史も詳しく書かれており、当初は戦争で顔の一部を吹き飛ばされたり失った人たちを救う技術であった事などが記されている。
ボトックスが安価になったのは、儲け主義の人々が"人体に使用不可"のニセボトックスを売り始めるなど安価で手軽になった事のリスクも書かれている。しかしボトックスは所詮毒素なので致死量に至れば、肺までもが麻痺し手だてもないまま窒息死するなどかなり死に様は悲惨なようだ。

整形中毒者が生まれる背景として、米国人は生涯平均的に11回も引っ越すようになり、離婚率は1900年代の7倍、50歳60歳でも独身でデートの駆け引きをしなければならない、一つのことに集中していられる時間は短くなってしまった、会社も生涯で7つの職種を平均で経験するなどの環境が、自分の世評を名刺代わりとしてあてに出来なくなり、頼れるものは容貌と好意的な第一印象を与える能力しかなくなった。と著者は指摘している。

日本も、このままでは同様の整形中毒者を生み出す土壌が生まれる可能性は大いにある。

単に「美」に取り付かれた人々の哀れを読むだけの本かと思ったが、これから10年20年先の日本を作っていくにあたり、何を人生の価値として大切に生きていく事が幸せなのかを考える機会を頂いた。

ちなみに、彼らが求めているのは「美」だというが、美しいたたずまいはひとかけらも感じられない事が「哀れ」とタイトルに書いた理由である。
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4 of 5 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 不安連鎖社会。, 2008/12/24
By driven (東京都) - See all my reviews
(TOP 10 REVIEWER)   
"ニューヨークのような都市では、人は自分の依存癖を好んで話題にする。あたかも何かに依存する性質を持っていることは何かを達成した証しであるかのようだ。依存癖について話すことで、人は実力者、影響力のある人々、強い感情と情熱にあふれ、ありふれた日常的なものよりも複雑で高尚な悩みを持つ人々から成るエリートグループの仲間入りをすることができる。"

依存症。老いることへの恐怖心からあらゆる美容術にのめりこむ人々の迫真レポ。読後、"SEX AND THE CITY"のDVDを1巻からまたみたくなっちゃいました。「シワがある」サラ・ジェシカ・パーカー。あのセレブはあのクスリ、、、とかけっこうキワどい話がある一方で、著者自らの「突撃取材」もあり、この世界の俄かには信じがたい最前線がユーモア/ウィットに溢れる筆致で描かれます。翻訳も秀逸。

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11 of 16 people found the following review helpful:
3.0 out of 5 stars どんなに頑張っても年をとることからは逃れられない, 2008/4/10
45歳くらいになったらボトックス注射でも打ってみようか。
そう考えていたが、お手軽に手をつけられるものでもなさそうだ。
絶対安全でもないし、副作用で苦しむ人が結構で多いそうです。
「デスパレードな妻たち」で冷淡な完壁主義者、ブリー・バン・デ・カンプを演じるマーシア・クロス。
彼女の額と頬はまるで能面さながらにすべすべで無表情です。
私はこれは彼女の演技力の賜物、わざとそういう人格を創っているのだとばかり思っていました。
しかしこれがボトックスの濫用を示す最も典型的な例だったとは。

芸能界ではまれなボトックス・バージンな女優が監督やプロデュサーからは引く手あまたというのは逆説的です。
整形手術を受けたことがない女優があまり残っていないので、母親役や祖母役を演じられる女優が少ないためだとは。

それでもアメリカ人で美容整形を受ける患者の三分の二以上が、年収が5万ドルに満たない層だとのこと。
ハリウッドセレブたちだけの物ではないんですねえ。

そうは言っても人の美醜に関する好みはひとそれぞれ。
と、思いたくなるが、異なる文化に属する人々が全員同じ好みの顔だちを選んだという研究もあるそうです。
日本人男性がアメリカ人女性と同じ美観を持っていると言われて、
「われわれ日本人の美のとらえ方はまったく異なるのだ」
とすごく侮辱されたように感じて怒りだしたというのも、なんとなく判るような気がします。

ダイエットの究極の手段の胃のバイパス手術。
これもかなり術後は悲惨な結果になります。
急激に50キロ100キロと痩せた為、皮膚がひだひだのだぶだぶになって垂れ下がってしまう。
ホラー映画の登場人物のような姿です。
その後皮膚を切り取る手術をしても結局全身傷跡だらけになってしまうのだとか。
恐ろしいかぎりですね。

女性が自分の容姿のよくないイメージに悩むのは、ポルノ文化の蔓延のせいでしょうね。
メディアに水準を歪められていない男性を見つけるのも難しいことですし。
自然な女性の姿ではなくて、人工的な作り物の巨乳がポピュラーになってしまっていますよね。
それが標準だと信じ込んでしまうのは男だけではないんだろうなあ。
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