休日の昼下がり、読書の傍らに聴く音楽にも心地よさを求めます。緊張を強いられることなく、ある種の開放感をもった心の飛翔の手助けとなるような音楽が好きです。
小沼ようすけの『ビューティフル・デイ』はそのような時に聴く音楽として適しています。小沼ようすけ(Electric Guitars, Acoustic Guitar, Gut Guitar, Electric Sitar)、リンカーン・ゴーインズ(Electric Bass, Acoustic Bass)、スティーヴ・フェローン(Drums)、そしてアル・シュミット(エンジニア)。2007年7月〜8月にかけて録音したもので、L.A. のキャピトル・スタジオでのレコーディングですので、ウェスト・コーストの爽やかな風が飛びこんでくるようです。
趣味のサーフィンのように自由に風をとらえて、太陽の下、波との会話を楽しんでいるようなセッションだと感じました。
サウンドイメージはフュージョン系ですが、今回は従来の小沼ようすけのサウンドよりは、L.A.のサウンドを意識したものになっています。メンバーとの対話によって音の傾向が変わるからこそ、新しい発見があるのですが・・・・。少しL.A.色が強かったのかな、という感じも受けました。
個人的には、「Sunset」のようなアコースティックなサウンドに惹かれます。一番のお気に入りは「Malibu〜memory of beautiful days〜」で、そこでの波の音をバックにしたギターソロは、自然と音楽との融合が感じられます。
彼のギターの何気ない音の一つ一つにステキなメッセージが込められており、リスナーはその感性の心地よさに身をまかせ、夢心地へといざなわれることでしょう。