9年前、再会を誓って分かれた恋人どうしが、パリの地で再び出会う。
しかし、会っていられるのは男が帰国するまでの90分間だけ。
この映画、見ていてホントにビックリしました。
およそ90分、パリの町並みを歩きながら、ひたすら主演の2人がしゃべり続けるだけ。
なのに、全然退屈しないです。
恋人同士の他愛もない会話。お互いの気持ちを探りつつ、だけど相手が離れていってしまうのが怖くて、決定的な一言が言い出せない。
見ていて、自分の経験に重ねてやきもきする人が多いのではないでしょうか。
なんといっても、ヒロインのジュリー・デルピーは『こんなに演技が上手かった?!』と思ってしまうくらい魅力的です。
終盤に、やっと自分の本当の気持ちをぶちまける場面(長尺の熱演!)と、ラストのギター弾き語りの場面は必見です。
ただし、本作品はやはり前作『恋人までの距離(ディスタンス)』を見ていることが必須です。
レンタルしてでも前作を見るか、ツインパックを購入するのを強くお勧めします。
それも、2本立て続けに見るよりは、少し間を空けて見ていただきたいです。
『―――9年前、あのあと、二人に何が起きたのか?』
その、あまりに切ない答えを知る準備が出来るまで。