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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ビデオで世界は変わる,
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レビュー対象商品: ビデオで世界を変えよう (単行本)
この本は、1967年、美大を卒業して単身ニューヨークに渡米した著者が、米国人の夫(ジョン・アルパート氏)との30年以上に渡るドキュメンタリー制作者/ビデオジャーナリストとしての活動をまとめたものだ。二人は世界の放送業界で最も歴史と権威のある「エミー賞」のドキュメンタリー部門で何回も受賞しながらも、自主製作/独立プロダクションという枠組みを離れず、自ら作りたい・訴えたい・報道したい映像を撮り続ける。彼女たちの追うテーマは、マイノリティ、戦争、貧困、犯罪。そして、キューバ、ベトナム、アフガニスタンなど、緊張の続く地域にも恐れず出かけていく。その生き方の激しさには驚かされる。 そして、もう一つこの本には、ビデオ機材やビデオジャーナリズムの歴史が語られているという点も興味深い。 たとえば、まだ16ミリフィルムカメラが主流の時代に、日本ビクターから発売された新型のポータブルカメラを、まだ試作品しかない段階で強引に購入した話。そのビデオカメラを使って撮影したキューバのドキュメンタリーを米テレビ3大ネットワークの一つNBCに持ち込んだ話。NBCがそれを見て ENG(Electronic News Gathering) 取材の有用性に気が付いた話など、放送や映像の歴史に興味を持つ人にはたまらないエピソードがたくさん紹介されている。 もちろん、著者はまだ現役である。インターネット、イラク、北朝鮮問題まで彼女の興味はとどまるところを知らない。映像を志す方のみならず、人生を考える若い方々にぜひ読んでいただきたい一冊と言えるだろう。
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