添付の解説資料によれば、ポールが今年夏のバッド・カンパニー再結成に専念したいためにQ+PRのプロジェクトは終了したと述べているようだ。4年近くもライヴDVD3作、スタジオ録音の新作CD1枚で楽しませてくれたこと、特にポールがライヴでフレディの代役を見事に務めたプロ精神に深く感謝したい。丁度新しい道へ進む潮時なのだと思う。ポール、ブライアン、ロジャー3人の今後の健闘を祈りたい。
肝心の本作の内容だが、ほぼ1年に1作のペースでQ+PRのライヴDVD3作を入手した者としては、ある程度ステージ構成がよめてしまう。
ザ・コスモス・ロックスからの曲は僅か2曲であり、
リターン・オブ・ザ・チャンピオンズに初めて接したときのようなワクワク感に乏しいのは否めない。それでも、収録曲・曲順を変え、ドラム・ソロのパート等を工夫し、背後に映し出される映像を凝ったものにする等、変化をつけている。何と言っても35万人収容の広場での野外コンサートというのが凄い。かつて鉄のカーテンの向こうの国だったのに、クイーンやポールの曲の浸透ぶりには驚く。多くの人が歌詞を口ずさんでいる。そして、Q+PRでポールのバッド・カンパニー時代の超名曲「シューティング・スター」を初めて聴けることは大きな収穫だ。欲をいえば、最後のナ、ナ、ナ、、、の箇所をもう少し繰り返してもらいたかったが、ブライアンのギターとポールの熱唱でこの曲を聴けたことは、高校時代からこの曲が大好きな私にとっては感涙ものだ。
同梱のCD2枚はDVDと収録曲/曲順が同じだから、このライヴに関してはDVDだけのエディションでも十分だと思う。最初故障かと思ったが、字幕で日本語を選んでも、日本語訳が表示されるのはMCだけ。曲の歌詞は英語のままである。