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ビッグ・ピクチャー―ハリウッドを動かす金と権力の新論理
 
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ビッグ・ピクチャー―ハリウッドを動かす金と権力の新論理 [単行本]

エドワード・J. エプスタイン , Edward Jay Epstein , 塩谷 紘
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,835 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカの夢の象徴であるハリウッドの映画産業。しかし、高騰するスターの出演料、宣伝費、そして映画人口の減少により、スタジオの収支は恒常的に赤字だといわれる。事実、2003年にメジャー6社は、映画の製作・配給に180億ドルを費やし、全世界の入場料収入からわずか64億ドルしか回収できなかった。では、映画会社はいったいどのような“錬金術”を使って利益を得ているのだろうか?また、映画から上がった収益は、監督、プロデューサー、俳優、脚本家などの関係者のあいだでどのように分配されるのだろうか?そんなハリウッドの映画ビジネスのからくりを白日の下に晒してみせるのが本書である。アメリカを代表するヴェテラン・ジャーナリストが、“門外不出”といわれるスタジオ各社の財務諸表やバランスシートに基づく数字を縦横に駆使し、卓越した筆致で描きだす画期的ノンフィクション。

内容(「MARC」データベースより)

アメリカの夢の象徴であるハリウッドの映画産業。しかし、収支は恒常的に赤字だといわれる。ハリウッドの映画ビジネスのからくりを、スタジオ各社の財務諸表やバランスシートに基づく数字を駆使して描きだすノンフィクション。

登録情報

  • 単行本: 564ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4152087005
  • ISBN-13: 978-4152087003
  • 発売日: 2006/01
  • 商品の寸法: 19.4 x 15 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
僕は映画好きでかつマーケティングが専門なので、多分本書の標的顧客層のひとつでしょう。特に第2部芸術の欺瞞と欺瞞の芸術、第3部顧客作り、第4部ハリウッドの経済論理が興味深く読めた。映画誕生以来の二大発明がトーキーと映画館で売るポップコーンの塩分増加(これで飲み物が沢山売れる)など受け売りしたくなるネタが豊富。読んでいてロバート・アルトマン監督、ティム・ロビンス主演で、映画界の裏を描いた「ザ・プレイヤー」を思い出した。ただけっこう重複する記述があるので、これを無くして全体のボリュームを1/2ないし2/3に減らしてくれていたら「星5つ」だった。
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ため息が出る 2007/8/18
By 武蔵野雪中梅 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
今まで知り得なかったハリウッドの本質とうたってあるが正しくその通りの本である。

1980年年代バブル真っ盛りの時、日本から多くの企業がハリウッドを目指し辛酸を舐めた。松下のユニバーサル売却などほとんどが高い授業料を払う結果に終わったが、結局奥の院までたどり着き宝を手にしたのはソニーだけであろう。

本書はハリウッドビジネスの裏側を初めて描いた作品である。そのシステムが数字と共に解説されている。それを見れば真正面から行ってもビジネスにならないことがわかる。海外進出を目指すビジネスマンなら必読の書であるが、同時のその壁の高さにため息が出る本である。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
フランスでリュミエール兄弟から「シネマ」が生まれた19世紀末、アメリカではエジソンから「ムービー」が生まれた。本書は2000年代のデジタル化にいたるまでのアメリカ、それもハリウッド映画の仕組みの変遷を、人の動きとお金の動きから歴史的に追求した一級のノンフィクション。「結局、映画では誰がどうやって儲けているのか」を検証してハリウッド映画の経済・社会・政治とのかかわりを精緻かつ大胆に描いています。とてもわかりやすい。

一番わかりやすいのは、第二次世界大戦後に徐々に進んだスタジオシステムの崩壊とは、つまり、製作と配給と上映を仕切っていた映画会社が、テレビ放映やビデオ販売、キャラクター商売など上映以外の収入に頼らざるを得なくなることであり、その分かれ目をハリウッドでは異端だったディズニーの成功に見ていること。ケーブルテレビやネット産業など巨大メディア企業のなかに映画会社が入っていくのも、ソニーなどのハード産業に映画会社が買収されるのも同じ流れでとらえています。劇場からそれ以外へ、商売の論理の転換。数字を挙げた丁寧な解説がとてもわかりやすい。

表現としての映画の歴史については星の数ほどの映画史や文化史があり、また、ドゥルーズ「シネマ1」「シネマ2」という哲学的・理論的な考察もすでに邦訳がありますが、本書の経済的・政治的な歴史記述は大変に貴重です。「売れる映画」の論理を考察しながら、常に「売れない映画」を作りたがる映画人がいることにも目配りしており、そこにも社会学的・心理学的な考察を加えています。100年の歴史を一冊でこなしているのですから単純化の弊害は仕方がありませんが、それを補って余りある説得力は買い。
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