福島の原発の問題から、「原子力」即ち「原子」の「力」とは何だろうとか、放射線とは何なんだと疑問を持ち、この本に出合った。
文科系の私に、理解できるのだろうかと恐る恐る頁をめくる。 60歳に近い私に取り、学校で習ったのは「錬金術は有りえない。」であったが、現代では錬金術もありなのだとこの本で知る。 自分の体は物質なので、当然原子で出来ている。生きていくために、物質である水を飲む。其れも原子で出来ている。 そしてその原子は原子核と電子で出来ている。 原子核は陽子と中性子で出来ている。 陽子と中性子は、、、、。何か、自分の体や命、心というものが、却って不思議に思えてきた。
プラクティカルな知識を求めて本を開き、改めて宇宙と生命の不思議に彷徨うことになった。 悟りの世界を禅に求める一方で、このような原子核物理で、異なった思考軸を頂いた。
知的に興味の尽きない時間を与えてくれる良書。後半1/3が文科系には少し難しいという勝手な理由で星4つ。