Herb Alpertの"The Lonely Bull"(1962),"Volume 2"(1963),"South Of The Border"(1964) に続く1965年発表の4作目。「蜜の味」のグラミー賞受賞や600万枚のセールスを誇る通り、Herb Alpertの作品で最も知名度・評価が高い作品がこれです。日本でも4曲目の"Bittersweet Samba"がオールナイト・ニッポンのテーマ・ソングとして使用されたこともあり、このテのアルバムとしては有名な方に入ると思います。
よく知られていることですが、このアルバムはタイトル曲のヒットを受け「食べモノをテーマにした曲」を集めた「コンセプト・アルバム」で、ポップスなどを素材としてサンバなど南米のリズムを取り入れて処理したJazz〜Easy Listeningに分類される歌なしインスト音楽です。Herb Alpertはトランペット・プレイヤーですが、トランペットが目立つわけでもなく、他の各プレイヤーが目立つようなプレイをするわけでもなく、あくまでもアンサンブル重視の音楽です。非常に上品な仕上がりで、ソフト・ロックが好きな方に合いそうな感じです。
なおこのジャケットは有名でパロディも多く、ロック・バンドSoul AsylumのEPやコメディアンPat Cooperのアルバムのカヴァーにも使われています。
ちなみに日本盤のライナーには「オールナイト・ニッポン」の裏話のようなものが載っており、興味深かったです。