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ビタミンF
 
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ビタミンF [単行本]

重松 清
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (81件のカスタマーレビュー)

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第124回(平成12年度下半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

このビタミンは心に効きます。疲れた時にどうぞ。「家族小説」の最高峰。直木賞受賞作!

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるか」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。


登録情報

  • 単行本: 293ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/08)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4104075035
  • ISBN-13: 978-4104075034
  • 発売日: 2000/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (81件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 290,568位 (本のベストセラーを見る)
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52 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
65点の1日 2006/4/14
形式:文庫
重松清の書く物語は「65点の1日」だ。

1日の合格点を50点だとするなら、

僕らのすごす毎日は、おそらく45点だったり56点だったりする。

でも、人の記憶の中に残るのは

“恋人にふられた10点”の日や

“子どもが生まれた95点”の日なんだろう。

中途半端な日のできごとは、忘れてしまう。

その、普通の人が忘れてしまう「65点の1日」を

重松さんは思い出させてくれるのだ。

息子が少し大人にみえた日、

愛想をつかしかけていた自分を少しだけ見直した瞬間、

ひさしぶりに家族写真をとったいきさつ、

65点のある1日だからこそ持っているリアリティーが、

色んな場面で、僕らの胸を気持ちよく締め付ける。

この重松さんの作品は、

何でもない日に近況報告を含めてムダ話でもしたくなる

兄弟のような小説だと思う。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
30代後半から40代にさしかかった普通のサラリーマンであり父親。東京郊外の住宅街にあるマンションか小さな一戸建て住まい。妻がいて、思春期にさしかかる小学校高学年から中学生、高校生のこどもがひとりかふたり。職場では成功しているわけではないが地道な中間管理職として働き、自分の人生の枠組みが今の延長にあると決まりつつあるような感慨を持ち、「もう若くない」と自覚しているといった主人公たちの造形に限りない共感を覚えます。
「ナイフ」では著者は子どもの視点を忘れていないと感じましたが、本作ではこんな父親像を愛着をもって描き出しています。

家族がぶちあたる、子どものいじめや娘の異性交遊といった問題もまたどこにでも起こりそうな問題です。明確な解決がなされないのもまた現実の反映でしょうか・・・。

どの作品もどこかしら明るいのは、いろいろなことがあっても、解決されない問題があっても乗り越えていこうという声高ではないけれども、前向きのメッセージを感じることができるためでしょう。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sytake
形式:単行本
 自分にとって重松氏は同時代(30歳代後半から50歳まで)の代表的書き手として、最も生活感覚的にピッタリくる存在である。小中学生の子供のいる、ごく平均的な、バブル崩壊後の日本のサラリーマン家庭に起こる、ごくありふれた日常。自分が育った景気のよかった頃(昭和40年~50年代)と違って平成不況に成長するわが子たち(実際は学校でいじめられながらも生徒会長に立候補する娘、不良仲間に悪事に荷担させられる息子など)にエールを送る父親の視点から書かれたものや、大学時代の女友達とかわした、たわいない約束を大事にしまっている中年モラトリアム男など、おもわず「そうそう」とうなずいてしまいそうになる。家庭に満足を得られない新米中年世代のこころ模様が上手に描写されていて、共感を呼ぶ。FはfamilyのFです、念のため。
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最近のカスタマーレビュー
自分の時代
重松さんと自分の世代が同じなので、よーく分かる。初めのゲンコツなんか最高!こういうおやじがいなきゃだめでしょ(心の中は関わりたくない50%だけど仮面ライダー世代な... 続きを読む
投稿日: 3日前 投稿者: みらん
中年小説の佳作
うまい短編小説である。
しかも、非常にリアルな家庭を描いており、
中年に差し掛かる男たちが読めば、身につまされること... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: まっすん
同世代だけどギャップを感じて共感は出来なかった
ちょっとした描写にくすっと笑わされたり、懐かしくさせられたりするし、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: astro boy
30代後半の父親をめぐる家族の物語
以前から気になってたけれど、なかなか手に取る機会のなかった作家。

やっと読む機会に恵まれました。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: kikaidaajp
現実ぽさがいいです
いやー良かった!

短編集だということを忘れてて最初の一作目を読んで、
短編集だということを思い出して、... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ざやざやす
悩み多き中年に捧げる。。。
家族の絆を考えさせられる良書です。

夫婦と家族と親子の間のモヤモヤが事件となって現れたとき、いかに対応するか?できるか?... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: tamadam
ほろにがい。
特に期待もせず、購入。

お父さん目線の家族の話で、短編集。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: aYa
重松清とはこういう作家
重松清の小説を最初に読むとしたらこの『ビタミンF』が最適だろう。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: 黄色いクジラ
暖かい平凡物語
平凡・とことん平凡な登場人物の暖かい物語。スターも天才も極悪人も出てこない平凡な人間たちが平凡に悩み生きる。読後爽やかな平凡物語
投稿日: 16か月前 投稿者: 本を単純に読む
直木賞ってこんなもんなの?
偶々、直木賞の本でも読んで大人文学の仲間入りでもするかと
手にとったこの本でしたが、結果はだから何?って感じでした。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: デンチュー
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