「原寸大」絵画資料で読み解く・・・といった副題にはじぬ
カラフルな作りの本です。
「江戸時代の歩き方」といってもよいでしょう。
この本は当時に風俗絵巻などをうまく使って、われわれに
江戸時代の息吹を伝えてくれています。
一枚の絵画にくらべて、巻物などは細部までが描かれている分、
見るのに集中力が書けてしまいがち。
それがひとつひとつの部分をクローズアップして解説してくれているので
頭の中にいろいろな要素が無理なく入ってきてくれます。
たくさんの興味深い章立てがありますが、
個人的におもしろかったのは、吉原の風俗。
女性客も吉原には遊びに来ており、建物の中から御簾越しにせよ
はなやかな花魁行列を見物する姿が描かれていました。
今の風俗店街とはまったく違う世界だったんだなーということが
ビビッドに理解できました。