「逆説の日本史1」を読まれた方は特に、このビジュアル版を読むと新しい発見があっておもしろいと思います。「逆説の日本史1」で井沢氏が、古代史に関しては意見が今後変化する可能性を示唆しているのですが、その予告通り、氏の意見が変わっている点が記述されているからです。また「逆説の日本史1」の図説としても活用できると思います。「魏志倭人伝」に記されている邪馬台国の生活がわかり安く図説されていたり、現在宮内庁によって治定されている古墳の航空写真が載っていて、形がいびつで説に無理があるのが一目瞭然だったりで、古代史ビギナーでも史料をわかり安く解読できたり、現在の学説や通説、宮内庁説の問題点を知ることができます。もちろん「逆説の日本史1」を読んだことのない人も、日本史を学ぶ導入本として楽しむことができると思います。最後には「逆説の日本史紀行」完全ガイドと題して、古代史跡巡りの案内もされています。遺跡の案内や、現在に続くお祭り、歴史にちなむグルメなども紹介されていて、取材に力を入れている点が感じられます。