同社既出のPHP文庫「クトゥルフ神話がよくわかる本」に掲載されたイラストを使用している、ヴィジュアル本である。文庫はモノクロだったので、こちらはフルカラーで迫力がより感じられると思いきや、途中からやはり白黒になってしまった。しかし、重要な神格や怪物たちはカラーなのでだいぶ健闘しているといえるでしょう。
文庫で「これってクトゥルフ神話の固有キャラか?」というようなイマイチ出自の怪しいモノは、監修により省略されていた(男性読者としてはリリムのセミヌード画はフルカラーで残してくれても良かったが...)。
印象的なカラーイラストと解説により、クトゥルフ神話の世界にこれから入門しようとする者にとっては、とっつきやすい内容だろう。しかし、玄人の方には別段目を引く内容はないと思われる。
本棚のスペースに余裕があるなら、値段を考えれば1冊あってもよいと思う。