〇感想
本書では、「数字力」を下記2点と定義しています。
・数字を作る力
・数字を読む力
そして、「数字力」を高めるために必要な事項として"7つのステップ"
を定義し、それぞれ7つのステップを手順を踏んで解説しています。
上記を解説するにあたり、本書は各ポイント毎に物語と解説が1セットになっており、
物語で気付きを与えた上で各ポイントについて解説するように構成されています。
物語は簡単に前提条件も定義されており、内容も無駄な要素が無いので、
読みやすいですし、その後の解説部分も丁寧に書かれていると思いました。
個人的には、1、2回目は物語も含めて全て目を通し、それ以降は、
解説部分のみ読むという使い方が有効だと感じました。
本書で定義されている7つのステップについては、一見当たり前のように
感じるものの、実際に仕事をしている中では、漏れなく実践できている
かというと、抜け、漏れが生じていることが多いように感じます。
そのため、実際に分析等を行なう際には「次に何をすべきなのか」、
また場合によっては「意図的にどのステップを抜くのか」について、
自ら意識して取り組めるようになることが重要であると感じました。
そのためにも、各ステップで為すべき事とその意味の理解が肝だと思います。
上記理解が進めば、"数字を作る"際にも"数字を読む"際にも意識すべき点が
明確になり、自分なりのチェックリストを作ることができると思います。
〇構成
本書の構成は下記のようになっています。
・数字力とは何かを定義
・数字力を高めるための7つのステップを定義
・"数字を作る"際のポイントを説明
→数字力を高めるための7つのステップについて、
各ステップ毎に重要なポイントを説明
−各ステップ毎に意識すべき事項を解説
※各章は、物語(ケース)風の"Story"と、
解説にあたる"Lecture"の1セットで構成
・"数字を読む"際のポイントを説明
−表やグラフを見る際の注意点を解説
〇コメント
巻末に、「さらに学びたい方へ」として参考文献が付いています。
本書では、"意識すべきポイント"を学べるので、それを実践する
ためには、他書も併せて読んで見ることが効果的だと思います。