著者の平林さんと言う方はゲームアナリストなのかな?と思っていたのですが、
最近は、ゲーム・IT業界にとどまらず、さまざまな企業コンサルタントなどをされていたそうですね。
いつのまに、などと思いながら、実際にこの本を読んでみて、もはやそんな肩書とか関係なく、
「これは、30代後半、40代の、本気で働く者たちのための"ポケットバイブル"として、
実際に役立つことだけを主眼に、細心の注意を払って書かれた本」なのだなあ、
と、しみじみ感じ入りました。
私も、微力ながらも働き続けて生きてきました。
20代が、がむしゃらに仕事をおぼえているうちに終わって、
30代は自分ならではの仕事を夢見つつ目先の仕事に忙殺され、
気付けば40代。なんだか中途半端に管理職?それともこのまま現場主義??あっという間に50の足音が聞こえてくる・・・そして、
何かわけのわからないものに、精神的にも仕事のノウハウ的にも、
そして思考ルーティン的にもがんじがらめになっている自分に気付く。
(もしくは、気付く、という明確な自覚も無く、
何かとてつもない"なんとかしなきゃ"感にだけ、時折強烈に、襲われる)
真面目に働いてきた人ほど、また、
仕事への情熱を強く感じた時期があった人ほど、
今、そういう、謎の不安の足音を感じている人が多いのではないでしょうか。
著者はそれを"モヤモヤ感"と称し、
それがどこから来て、時代背景がどうからみ、、、といった
"客観的事実&史実"を踏まえながら(しかもその映像を見れるyou tubeのリンクつき)、
我々よりも一歩先に、モヤモヤ感と向き合ってきた多様な先人たちの言葉を織り込むことで、
大いなるヒントのようなもの、
目前の霧の奥に見える、小さな小さな未来へのともしびのようなものが
読者それぞれに必要な形で、浮かび上がってくるように構成されています。
文字は大きく、文章はシンプルです。
忙しくてもたった一度のランチの時間で読み切れるような手軽さです。
それなのに、
「この本はそばに置いておいて、ヒントが欲しい時にぱらぱら読み返そう」
と心に決めたくなる、懐の深さを感じました。
単純に、今、この時期に、会えてよかったです。
自分なりに、まだまだ出来ることがあると、
もう一度信じようと思いました。ありがとうございました。