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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
みんな病んでいる,
By とあーず "日昇堂" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ビジネスマンの精神科 (講談社現代新書) (新書)
題名からは、ビジネスマンに限ったメンタルヘルスの話かと思えばそうではありません。作者の著作はいろいろ読んでいますが、今回のこの本は広い意味での精神的な病がほとんど網羅されており、ビジネスマン以外のかたでも十分理解できる内容です。実際私の知人も原因不明の痛みに悩まされて出社できないような状況がかなりながく続いていました。するとこの本の中に「慢性疼痛」という病名の説明があり、まさにその知人の症状と同じでびっくりしました。この病は精神的な問題が身体の痛みに出ており、通常の痛み止め等は効かず、痛みの原因となっているストレスを除かれなければ治らないそうです。第1章の「精神疾患とは何か」という部分だけ小難しいことが書かれており、一瞬くじけそうになりますが、それ以外は病状についてすごく分かりやすく書かれており、すんなり頭に入ってきます。今ちょっと心が「やばいかな」と思われる方でも参考になることも多く、是非一読していただきたい内容の本だと思います。
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
疲れる前に目を通しておきたい教科書,
By
レビュー対象商品: ビジネスマンの精神科 (講談社現代新書) (新書)
精神病は患った本人にしか分からず、医師による解釈も曖昧さが残る。さらに病名が多様化してきているため、上昇志向で気力も充実している人からすると「なぜできないのか?」と誤解を受けやすい。渦中にいる患者も病気の自覚がないと、事はさらに悪くなる。悲しいことだが、中にはウソや逃避もあるのが理解を難しくしている。 本書は、今考えられるほぼ全ての病名と症例を具体的に解説してある。立場は割とニュートラルで、まとまりよく感じた。 教科書的であるが、特に管理職や人事に関わっている人は一度読んでおきたい本。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ビジネスマンだけが対象ではない,
By cannabis "cannabis420" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ビジネスマンの精神科 (講談社現代新書) (新書)
他のレビュアーの方も書かれていましたが、ビジネスマンだけではなく現代を生きる「大人」全般を対象にした内容です。とは言え、最後の章、『第十一章 企業と精神医学』は企業、組織に属し、働く全ての人、つまりはビジネスマンとその家族にとってショッキングな章であり、ビジネスマンは必読かと思います。読んでいてゾッとしました。そして、自殺者が毎年3万人を超える日本の現状を「行政当局の怠慢」、「政府の無策の表れ」であると厳しく締めくくっている視点の鋭さに身も心も引き締められる思いがしました。毎年3万人と10年以上も繰り返し聞いているのに、これといった具体策についてはあまり聞いたことがないでのですから当然の指摘だと思います。また、(いわゆる)裁量労働と過労死の恐ろしい関係についての指摘も興味深く、ビジネスマンは自己啓発や経営学の本を手に取る前に読んでおくべきではないかと思いました。
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