仕事が直接的な原因でうつになった人には、同じくうつ状態を体験した著者のことばは非常に参考になるでしょう。前半は手記になっており、うつになって休職し、復職するまでが克明に描かれています。ビジネスマンが休職し、復職するまでの、会社や産業医、主治医とのやりとりなどの手続きも、かなり細かく記述されているので、これから休職しようとする人にも参考になるはずです。また後半はうつを振り返っての著者の感想・意見が書かれていますが、休職・復職の手続きや関係者との接し方のポイントなど、非常に具体的で参考になります。いずれにせよ、本当のうつ状態にある最中には本を読む余裕すらないでしょうが、「うつになりかけているな」「うつで休職して少し回復してきたな」という人には、ぜひ読んでほしい一冊です。